白いフローリングはお部屋を明るくしてくれる為、ナチュラルなテイストを好む方に人気です。しかし白は汚れや傷が目立ちやすいというデメリットがあります。
この記事をお読みの方は、ご自宅の白フローリングにできた傷や凹み、汚れを綺麗にする方法を探されているかと思います。
綺麗にする方法は2つです。
1つは自分で補修する。
2つ目はプロに補修してもらう。
どちらが良いのか?そして補修方法や依頼方法を紹介します。
DIYで補修か?プロに依頼か?を判断する目安
フローリングのダメージを補修する場合、DIYで補修するかプロの専門業者に依頼するかで迷うことはないでしょうか。明確な基準があるわけではありませんが、目安はあります。ここでは白いフローリングの補修についての目安を解説します。
小さな傷や凹み、軽い色褪せはDIYに挑戦できる
白いフローリングについた小さなキズや軽度の色あせ程度ならDIYでの補修にチャレンジできます。もしもDIYでフローリングを白くペイントした方であれば、簡単に補修できるでしょう。
しかし、薬品のアレルギーがある人や、不器用で自信がない人は、最初からプロの専門業者に依頼するほうが無難です。
損傷が長さ15cm以上、深さ1mm以上はプロに依頼
例えば、長さが15cm以上で深さが1mmを超えるような損傷は、DIYでの補修はおすすめしません。プロ並みの技術力があるのなら、チャレンジしても問題ありませんが、補修痕が残る可能性があります。補修痕を消すために専門業者に依頼するとなると、相当のお金や時間、労力が無駄になります。
フローリングの突板の剥がれも、大きく剥がれていたり、フローリング材がブヨブヨしていたりする場合は専門業者に相談するほうが賢明です。
カビが生えていたり、シロアリ被害を発見したりした場合は、土台からの補修が必要ですので迷わず専門業者に駆除や補修を依頼しましょう。
白いフローリングのDIY補修方法
白いフローリングは、フローリング材にペイントしたものとそもそも白く加工されたフローリング材があります。
木肌が白っぽいフローリング材を白のフローリングというケースもありますが、ペイントや白く加工されたものが主流です。
白いフローリング材はダメージが目立ちやすいため早めの補修をおすすめします。ここではペイントや白く加工されたフローリングのDIY方法を解説します。
傷やへこみは補修してからペイント
白いフローリングの傷やへこみなどのダメージは、まず根幹にある傷・へこみの補修を行うことが大事です。「イージーリペアキット」は、傷やへこみを補修できるツールですので便利に使えて傷やへこみなどを補修できます。
【傷やへこみなどの補修方法】
・キズ口のバリや汚れを取り除く
・補修箇所に近いイージーリペアスティックを選び
・ホットナイフでイージーリペアスティックを溶かしてフローリングの傷を埋める
・付属のゴシゴシスクレーパーで表面を平らにする
・ゴシゴシスクレーパーの裏面を利用してさらに平らに仕上げる
傷やへこみなどを補修した部分は白いペイントや加工が剥がれていますので、塗り直す必要があります。その際に便利なのが次のツールです。
DIYでの補修は広範囲ではないので、画像のようにピンポイントを塗装できるツールがおすすめできます。広範囲の補修ならDIY補修の範疇を超えるかもしれませんので専門業者に相談するほうが無難です。
色あせや日焼けはペイントしてからワックス
フローリングをペンキなどで白く塗装した場合の色あせや日焼けを補修する場合は、再塗装から始めましょう。再塗装する際は多用途のペンキがおすすめです。再塗装までの手順は次のようになります。
【白いフローリングを再塗装する方法】
・古い塗膜をワイヤーブラシやサンドペーパーなどで十分に拭き取る
・再塗装する面のゴミや汚れを取り除く
・マスキングテープで養生する
・もし、カビが生えていたらカビ取り剤で除去し、油分はうすめ液で拭いて落としておくことが大事
・蓋をマイナスドライバーなどで開けてよくかき混ぜて均一にする
・フローリングにローラーやハケで素早く塗る
・完全に乾燥したらマスキングテープを剥がす
この後、白い塗装を保護するためにワックスを塗布します。
フローリングのワックスは多種多様にラインナップされていますが、カラーワックスを使わないように注意してください。労力をかけて白く塗ったフローリングが台無しになります。
ワックスを塗る・塗らないは個人の価値観によりますが、せっかく白く塗ったフローリングを長持ちさせたいのであればワックスで保護しましょう。その際はペイントに対応した多用途で高機能なワックスを選ぶことをおすすめします。画像のワックスの塗り方は次の通りです。
【ワックスを塗布する方法】
・床用洗剤で汚れや油分を拭き取り、水拭きをしてフローリングの洗剤を拭き取る
・付属のトレーに側面の突起が隠れる程度までワックスを入れる
・フローリングワイパーにシートを取り付け、ワックスを十分に染み込ませる
・フローリング全体に軽く滑らすようにワックスを塗布する
・板目に沿って塗り液がかすれたり床面が重なっていたりすればワックスを十分に染み込ませて繰り返し塗布する
ワックスは、白いフローリングを保護するための大切なツールです。多種多様にラインナップされているので自宅のフローリングに適したワックスを使うことが白いフローリングを長く保つためのポイントになります。
プロに依頼するときのポイント
フローリングの補修をプロに依頼する場合はポイントがあります。白いフローリングのダメージよって依頼する業者も違ってきます。
フローリングの補修はリフォームかリペアか
白いフローリングの補修を依頼する場合のプロはリフォーム業者かリペア業者です。リフォーム業者に依頼する場合は、画像のようにフローリングを全て張り替えるケースとなります。
土台となる根太(ネダ)やフローリングの下地になる捨て張り合版が損傷している場合もリフォーム業者へ依頼するのが一般的です。
リフォームとは、古くなったり、使えなくなったりした建材や住宅設備、建物などを建築当初の性能に戻すことです。従って、リフォーム業者へ補修を依頼すると建築当初の段階に戻すため、一部のダメージであっても全てのフローリングを張り替えます。
まだ使える建材を張り替えるのはエコロジーではないと感じるかもしれません。しかし1部の張り替えだけでは色目や木目が異なり、耐久性などが異なるため全てを張り替えるのです。
リペア業者のリペアとは修復を意味します。リペア業者は建材や住宅設備のダメージを修復するため、張り替えたり交換したりすることはありません。白いフローリングであれば傷や抉れ、凹み、色あせなど、さまざまなダメージの修復が可能です。
リフォーム業者とリペア業者のどちらに依頼するか迷われた場合の目安は、ダメージが下地や土台にまで影響しているかどうかです。下地や土台部分に影響がない場合はリペア、下地や土台部分にまでダメージが広がっている場合はリフォームと覚えておくとよいでしょう。
リペア職人の実例紹介
黒カビによる黒ずみの補修例です。いたるところに黒カビが発生したフローリングを修復しています。
タバコの焼け跡をDIYで補修しようとして失敗したフローリングを修復しました。焼け跡はどこにあるのか分からない状態に仕上がっています。
割れて汚れなどが付着したフローリングの修復例です。割れも汚れも綺麗に修復できています。
このように、リペアの技術力は高く、フローリングだけでなくあらゆる建材や住宅設備の修復が可能です。
複数箇所補修したい場合は定額リペアがお得
通常のリペアの料金は、補修箇所ごとに技術料が発生します。しかし、補修箇所が複数ある場合は定額リペアがお得です。定額リペアなら、決まった時間内なら白のフローリングの修復だけでなく、壁の穴や冷蔵庫へこみなども修復します。時間内なら修復箇所が増えても料金は変わりません。
白いフローリングの補修や家のお困り事があれば、下記の「無料見積もりフォーム」をご利用ください。