「子供がソファに穴を開けてしまった」「経年劣化によりソファに穴が空いてしまった」このような時、ソファの補修方法に悩む方も多いのではないでしょうか。
場合によっては、穴を補修せずにそのまま使い続けるなんて方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回はソファに穴が空いた際の補修方法をご紹介します。
補修方法に関するメリット・デメリットや補修道具の種類についてもご説明させていただきますので、ソファの補修を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
ソファに穴が空いたときの補修方法
ソファに穴が空いた際は、部分補修やDIY、張り替えなどによる補修がおすすめです。
どのような補修方法を選ぶかはソファの劣化具合や素材によって適切な方法を選択することが大切です。下記ではそれぞれの補修方法について詳しく解説します。
リペア・部分補修
ソファに穴が開いてしまった場合は、合皮補修シートというものを使用することで部分補修をすることができます。
方法は、合皮補修シートを用意して適当な大きさに切り分けた後ソファに貼り付けるだけで補習ができるため、不器用な方や部分補修を行ったことが無い方でも簡単に挑戦することができる方法です。
合皮補修シートにはあらかたのカラー展開がありますが、ソファの色味と若干色合いが異なる場合などもあるため、その部分を補修したという事実は周囲からわかってしまう可能性が高くなります。
ソファの色味と合皮補修シートの色合いが異なってしまうことを生かし、あえて全く異なる色の合皮補修シートを選び、好きな形に切り取って貼り付けるという方法も一つのアイデアです。
外見は補修を行ったということが分かってしまいますが、オリジナリティにあふれたデザインのソファに仕上げることができるため、雰囲気をガラッと変えたい方や今までと違ったデザインを楽しみたいという方にもおすすめの方法です。
DIY
ソファの縫い目がほつれて穴が空いてしまった場合には、DIYで縫い目を縫い直すことで補修することができます。合皮シートでの補修とは異なり難易度が高いため、もしも自力での補修が難しいと感じた場合はすぐに専門業者に依頼を行いましょう。
縫い目補修では使用する糸がとても重要です。弱い糸ではきれやすくなってしまいますが、切れにくい糸を選んだ場合でも糸の強度が強すぎてソファの張地が切れてしまう可能性もあります。
「シニュー糸」という製品は、強度や耐久性が高く弾力性も強いため、プロが愛用している素材の一つです。
DIYで縫い目補修を行う際は、強度と耐久性、伸縮性などのバランスがいい素材を選ぶようにしましょう。
張替え
空いてしまった穴が大きく、補修シートやDIYでの補修が困難な場合はソファの張替えを行う必要があります。ソファの張り替えは、素人が行うには困難なためソファの修理を専門的に行っている業者に依頼をする必要があります。
費用についてはソファに使用している材質や、大きさによって変動するため一概には言えませんが、場合によってはソファを買い換えることができるほどの金額がかかる可能性もあるでしょう。
長年使用を続けたソファで思い出がある場合や、ソファの形が気に入っている場合、ソファの中に入っているクッションがまだまだ使用ができる状態である場合は、張替えを行うことでさらにソファの寿命を延ばすことができます。
張替えは補修方法の中でも一番金額が高くなってしまう補修方法ですが、 張替えを行ったソファの見た目は新品同様と言えるほど綺麗な状態になるため、ソファの見た目を重視される方は張替えを行うことをお勧めします。
ソファに穴が空いたら合皮補修シートで補修しよう
ソファに穴が開いたらまずは先述したように、合皮補修シートで補修を行う方法がおすすめです。この方法で用意するものははさみと補修シートのみでOKです。補修シートはホームセンターや家具屋さんなどで簡単に購入することができるため、素人の方でも簡単に補修を行えます。
色や素材も様々なものがあるため、ご自身のソファの色や素材となるべく近い合皮補修シートを選ぶことが最も重要です。シートはシールのように乗っているため、穴の大きさより少し大きい大きさにカットした後、貼り付けるだけで補修が完了します。シートが足りなくならないように、あらかじめ大きなサイズのものを購入しておくのがおすすめです。
補修シートを使うメリット・デメリット
合皮補修シートを使う上でメリットやデメリットはあるのでしょうか。
実は合皮補修シートは、素人でも簡単に扱うことができる反面、デメリットも少なからず存在します。補修シートを使う際は、このメリットとデメリットをよく理解した上で使用をするようにしましょう。
合皮補修シートのメリット
合皮補修シートの一番のメリットは、やはり素人でも簡単に扱うことができるという点にあります。特別な知識や技術がなくても、ハサミで切り取って貼り付けるだけで補修することができるので不器用な方でも問題なくソファを補修することができます。
また合皮補修シートにはソファ特有の表面の凹凸模様(シボと言って、人間で言う指紋のようなもの)がついているため、同じ色のビニールテープを貼り付けたりするよりも、補修を行った部分がソファになじみやすくなることも特徴です。
合皮補修シートは伸縮性も備わっているため、ソファの中でも一番ダメージを受けやすい座面部分にも使用することが可能です。金額も500円からととてもリーズナブルに補修を行うことができるため、クオリティをそこまで重視しない方にはとてもおすすめの補修方法となっています。
合皮補修シートのデメリット
合皮補修シートのデメリットとして挙げられるのは、ソファと同じ色の合皮補修シートを見つけにくいという点にあります。
黒色のソファであれば簡単に同じ色のものを見つけることができるのですが、ブラウンなどの色合いについてはソファごとに少しずつ色合いが異なるため、市販の合皮補修シートでは全く同じ色のものを探すことができない場合があります。
そのため合皮補修シートを購入する際は、インターネット上ではなく実際に店舗に足を運んで同じ色であるかどうか目視で確認をする方法がおすすめです。また、合皮補修シートで補修を行った場合はどうしても「貼っている」感が現れてしまうことも難点です。
100%周りの革と馴染ませることは不可能なため、見た目のクオリティを重視される方は合皮補修シートでの補修はお勧めできません。
先述したソファ表面の凹凸模様についても、ごく稀に市販の合皮補修シートとソファの模様が合わないこともあるため、 やはり店頭で確認することが重要です。ソファの種類によっては、使い込むほど表面のツヤが増す素材もあり、合皮補修シートとの艶感が合わない可能性もあるので注意が必要です。
ソファの穴を補修する合皮補修シートの使い分け方
ソファの穴を補修する際に使用する合皮補修シートには「透明の補修シート」「布の補修シート」の2種類があります。
それぞれの補修シートをどのように使い分ければ良いのか下記で詳しくご紹介します。
透明の補修シート
透明の合皮補修シートを使用する場合は、ソファの色に関係なく使用することが可能です。先述した通り、ブラウン系や薄い色のソファについては、同じ色味の合皮補修シートを探すことが難しい場合があります。
同じ色味の合皮補修シートを探し出せない場合には、透明の合皮補修シートを使用することで、色合いの違和感がなく補修を行うことができます。
透明の合皮補修シートの場合でも、色つきの補修シートと同じく切り取りから貼り付けを行うだけで補修を行うことができるため、素人でも簡単に作業をすることができるのが特徴です。
布の補修シート
色味が合う合皮補修シートを探せない場合、「透明な合皮補修シートの上から色を塗ればいいのでは?」と感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際に合皮補修シートの上から絵の具などで色付けを行おうとすると、シートが絵の具を弾いてしまう又は、使用を続けていく上で絵の具が剥がれてしまう可能性があります。
布の補修シートを使用すれば、上からでも問題なく色をつけることが可能です。布の補修シートを使用する際は、穴の内側から布を貼り付けるようにし、その上から絵の具や専用の塗料を使用して色味を合わせていきましょう。
この補修シートはシールタイプではなくアイロンで接着を行うタイプがほとんどです。
貼り付けを行う際は、火傷に十分注意して作業を行いましょう。また、革は熱に弱い素材のためアイロンを直接当ててしまうと素材を傷めてしまう可能性があります。アイロンを使用する際は、接着部分にタオルを当てて直接熱が加わることのないようにしましょう。
革ソファの穴補修はプロに頼むのがおすすめ
これまでにソファの穴を補修する方法を一通りご紹介させていただきました。
自力で補修を行うことができるソファですが、ご自身でうまく補修をする自信がない方はプロの業者に依頼をすることをお勧めします。
プロの業者に依頼をすることで、ご自身で補修を行うよりも綺麗に仕上げることができるためクオリティを重視する方にお勧めです。 業者にソファの補修依頼を行った際の費用は、ソファの大きさや素材、直す箇所によって異なります。
そこで、おすすめなのが定額リペアです。定額リペアであれば決まった時間内、決まった料金でソファの穴補修だけでなく、その他内装や家具の補修も気になるところをまとめて複数補修できます。
下記に無料見積もありますのでぜひご活用ください。