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フローリングの塗装を補修!素材からDIYできる塗装方法も解説

  1. フローリング
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フローリングの塗膜が剥がれていたり、フローリングがくすんできたりすれば再塗装のサインかも知れません。

フローリングには、さまざまな木材が使われていて、多種多様な塗装や加工が施されています。

今回は、素材や塗装方法からDIYできる再塗装、そしてプロに依頼する場合まで解説します。

経済的で適切な塗装を施して、フローリングを再生できるように記事を進めますので最後までお付き合いください。

 

フローリング塗装剥がれは放置できない

フローリング材は、大半が表面に塗装が施されています。素材によって塗装方法は違いますが、表面を保護することでフローリング材のダメージを防ぎ、人間に怪我などをさせないためでもあります。

フローリング材の素材は、大きく分けて木質系と樹脂シート系に分かれています。木質系は無垢材と合板で、樹脂シート系はクッションフロアです。

合板は突板と呼ばれる無垢材を薄くスライスして貼り付けた突板合板と樹脂シートを貼り付けたシート合板があります。

この素材の中で、無塗装でもフローリング材として使用できるのが無垢材ですが、推奨されている訳ではありません。理由は、日本の文化にあります。

諸外国なら、靴を脱ぐことなく家に入りますが、日本では必ず靴を脱いで家に上がります。乳幼児や子供なら、裸足という場合もあります。もちろん、大人でも裸足で家の中を行き来する人もいるでしょう。裸足の状態で画像のようなフローリングを歩くと危険です。ささくれが刺さったり、擦過したりする可能性が大いにあります。

ですので、フローリング材を保護し、常に安全で綺麗な状態を保つために塗装が施されている訳です。この塗装が剥がれると素材がむき出しになります。高温多湿な日本の環境では劣化を早める原因にもなります。

転ばぬ先の杖ではありませんが、塗装の剥がれを放置すると素材が直接ダメージを受けることになります。素材が傷ついたり腐食したりすれば、安全性が低下し、補修費用もかさむことになります。塗装の剥がれに気づけば早めに対処しましょう。

 

代表的なフローリング塗装の種類

フローリングの塗装を補修するにしても、自分のフローリングがどのような塗装を施されているか知っておく必要があります。

ここでは、フローリング材に対する代表的な塗装方法を解説します。もちろん、ここで解説する塗装方法以外にもさまざまな塗装があります。解説に当てはまらないフローリング材を使用している方は、施工業者に尋ねたり仕様書を確認したりすると良いでしょう。

 

合板フローリングのニス塗装

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ニスは木質系の建材などの表面を保護するために塗装する塗料です。フローリング材では、無垢材や突板合板に用いられています。

ペンキと違い樹脂と溶剤が主成分ですので、木目を活かした仕上がりを楽しむことができます。

ニスは、重ね塗りする場合が多い塗料です。一度目の塗装は木材の目止めで、二度目で表面が平らになります。光沢を望む場合は三度塗ると良いでしょう。塗るごとにサンドペーパーなどで研磨することも特長です。

ウレタン塗装やUV塗装に比べると耐久性や耐摩耗性などが劣ります。しかし、ニスは、古くから使用されていて、ニスにしか出せない木材の風合いが好まれている塗料です。

 

合板フローリングのウレタン塗装

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ウレタン塗装は、突板合板やシート合板などに採用される事が多い塗装方法です。無垢材で使われることもありますが、光沢が無垢材の肌触りの良さや木目の風合いを抑えてしまうことがあります。

ウレタン塗装は、樹脂ワックスよりもはるかに強い塗膜を貼ります。床をしっかり保護し、耐水性や耐摩耗性・耐薬品性に優れていますので、メンテナンスが非常に楽です。

近年ではシルクマット仕上げや、つや消し仕上げなども開発されてします。光沢仕上げだけではなく選択できるようになっている点も大きなメリットです。

 

合板フローリングのUV塗装

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UV塗装は、シート合板に採用される事が多い塗装です。紫外線を照射することによって硬化する塗料を用いて塗装する塗装法で鏡面仕上げが特長です。

塗膜は非常に強く、耐久性・耐摩耗性・耐薬品性はあらゆる塗装の中でも群を抜いています。また、耐熱性にも優れています。

UV塗装は強度も高いので、柔らかい下地だとその強度を十分に発揮できません。ですので、フローリング材ではシート合板が適しているのです。理由は、強度の高い樹脂シートを表面に貼った合板なら、他のフローリング材よりも硬さがあるからです。

また、ホワイトやブラックなど多種多様なカラーに塗りつぶすことも可能ですので、部屋の模様替えにも役立ちます。

デメリットは、DIYでは再塗装がほとんどできないことです。UV塗装フローリング補修は、プロによる再塗装かリフォームとなります。

 

無垢材はオイルフィニッシュ

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無垢材の良さを最大限に活かすのがオイルフィニッシュです。オイルを浸透させるので塗膜を張るわけではありませんが、フローリング材を保護する役割と見事な風合いを演出します。

木材の最大の利点は、調湿作用です。夏は多湿で、冬は過乾燥する日本では、木材がもつ調湿作用を最大限に利用した家造りが進められてきました。近年では、高気密住宅が普及されていますが、天然木の調湿作用は常に最先端の家でも取り入れられています。

塗膜を張らないということは、その調湿作用を活かすことができるということです。また、木材特有の肌触りや風合いも感じることができます。

 

無垢材フローリングに白ペンキで塗装

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近年、無垢材の特長を抑え、あえて白く塗装する方法も採用されています。主に水性塗料で白く塗り、経年と共に自然と剥がれていく様子が支持されています。

油性塗料だと剥がれるときに塗膜がまとまって剥がれます。しかし、水性塗料なら自然と無垢材に染み込んでいるので、カスレたように剥がれていきます。

画像の塗料の特長は、刷毛やローラーを使わずにウエスにつけて塗るだけで塗装ができることです。また、水性ジェルなので、臭いも少なく室内作業にも適しています。木製品なら家具や建具に塗装可能ですので、部屋の模様替えなどにも重宝する塗料です。

 

無垢材の無塗装

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稀にですが、杉やパインなどの針葉樹の無垢材を扱っている業者で無塗装を薦めている場合があります。

杉やパインは、柔らかさが特長です。このようなフローリングを裸足で歩くと、なんとも言えない木の温もりを感じることができて、かすかな芳香との相乗効果で、森林浴をしているような感覚になります。

フローリング材として、ささくれ一つ無い加工が施されているものなら良いのですが、仕上がり程度の低いフローリング材であれば怪我をする可能性が高く、劣化も塗装品に比べて相当早くなります。

また、皮脂汚れや汚れが落ちにくくメンテナンスに時間と労力を割かなければなりません。しかも、柔らかいのでダメージを受けやすく、傷やえぐれ、へこみが生じやすいのも難点です。

 

近年人気のシャビーシックとは

シャビーシックは塗装の方法ではありませんが、近年非常に人気が高いテイストです。シャービーという言葉は、みすぼらしい・粗末・汚らしいなどという意味です。そしてシックは、垢抜けた感じや上品さという意味を持ちます。

この相反するような言葉を掛け合わせた「シャビーシック」は古めかしくも上品さやセンスがあるインテリアスタイルを指すことになりました。

 

白のシャビーシック

https://www.rhodiumfloors.com/blog/shabby-chic-floors-reclaimed-wood-flooring-tiles/

フローリングで使われているシャビーシックで最も人気が高いのが白のシャビーシックです。家具などのインテリアと調和が取りやすく、あらゆる配色のベースとなります。

アクセントカラーが入れやすいのも白です。ただし、アクセントカラーをたくさん入れるとせっかくのシャビーシックが崩れますので、全体の5%程度までという感覚でインテリアコーディネートすると良いでしょう。

 

グレーのシャビーシック

https://www.homestratosphere.com/shabby-chic-bedroom-ideas/

寂れた感じを上手く取り入れることによって、クールさとカッコよさをアピールできるのがグレーのシャビーシックです。アクセントカラーに寒色系を用いることによって、シックな雰囲気とオシャレ感が際立ちます。

余談ですが、お洒落な部屋に住むと不思議と部屋が散らからないようです。散らからないと掃除が簡単なので、時短掃除ができます。そうすると、さらに部屋のセンスに磨きがかかるようです。

 

DIYで補修できる塗装方法

大流行のDIYですが、もちろんフローリングの再塗装でも人気があります。しかし、最先端の技術で塗装したフローリング材の中には、DIYで再塗装できないものもあります。ここでは、DIYで再塗装できるものの中から一般的なものを3つ解説します。

 

ニスによる再塗装方法

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ニスの再塗装はまず、古い塗装を剥がすか、上塗りするかを判断しなければなりません。判断の基準は汚れがついているかどうかです。フローリングに落ちない汚れがついているなら塗装を剥がして再塗装しましょう。少し剥がれかけている程度なら上塗りも可能です。

ここでは、古い塗装を剥がして再塗装する手順を解説します。

  1. 粗目のサンドペーパー(80~120番程)を用意します。
  2. 木目に沿って古い塗装を剥がしていきます。
  3. 電気式のサンダーがあれば便利で効率的です。
  4. 目の細かいサンドペーパー(240番程度)で表面を整えます。
  5. 硬く絞った雑巾で水拭きします。
  6. 研磨傷があるようなら再度目の細かいサンドペーパーで整えましょう。
  7. フローリングが乾いたらニスを木目に沿って塗ります。
  8. 乾いたらサンドペーパーをかけて重ね塗りしましょう。
  9. 自分の好みの色目になったら仕上がりです。

ニスは塗り重ねることで色目が濃くなります。サンドペーパーをかけて掃除したら塗るという作業を繰り返すことで塗膜が丈夫になり風合いも濃くなります。

 

DIYでウレタン塗装する方法

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ウレタン塗装とは、ウレタン樹脂が入った塗料で塗装することです。ウレタン樹脂塗料には油性と水性があり、ツヤありやツヤ消しタイプがあります。ここでは、油性でツヤ感が綺麗なものをチョイスしました。

  1. 油性なのでしっかり換気しながら作業しましょう。
  2. サンドペーパーで古い塗装を剥がします。(ニスと同じ要領です)
  3. 刷毛やローラーでウレタン塗料を塗ります。
  4. 木目に沿ってムラなく塗ると仕上がりが綺麗です。
  5. 重ね塗りの必要はありません。
  6. よく乾燥するまでしっかり換気してください。

一回塗りでしっかり塗料がのって塗膜を張りますので施工性が良い塗料です。速乾なので乾燥時間が短いことも特長です。

 

オイルフィニッシュ

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オイルフィニッシュは、無垢材にオイルを浸透させてフローリングの表面を保護しますので塗膜はありません。オイルフィニッシュによく似たものにオイルステインがあります。こちらもオイルを浸透させるのですが、木目を強調させるなど見た目の効果のみで保護効果はありません。

いずれも塗膜がありませんので、再塗装はできません。経年とともに深みを増していく無垢材の風合いを楽しみながら、オイルを塗り足していくだけです。

しかし、汚れが染み込んだりして、見栄えが悪くなり風合いも楽しめなくなる場合があります。その時は、プロに塗装を依頼するか、リフォームでフローリング材を全て張り替えるかになります。

 

再塗装を塗装業者に依頼する場合

 

塗装業者とは

塗装業者とは、塗装の専門の業者で、あらゆるものを塗装・再塗装してくれます。オイルフィニッシュのフローリングでもウレタン塗装などの塗装を施すことができるので、部屋の模様替えやフローリングのリメイクに最適です。

デメリットは、多くの塗装業者は傷やへこみを補修できないことです。フローリングにダメージがある場合は、リペアやDIYで補修してから塗装業者に依頼することになり手間がかかります。

 

塗装業者の価格相場

塗装業者の価格相場は、広さや使用する塗料によって価格が大幅に変動します。あくまでも参考程度にとどめておいてください。

  価格相場 耐久年数
ワックス 3万円~ 6ヶ月~1年
ウレタン塗装 15万円~ 8年~10年
UV塗装 25万円~ 15年~20年

耐久力が高い塗装ほど掃除などのメンテナンスが楽ですが高額になり、フローリング材によっては風合いを失うことになる場合もあります。

例えば、世界三大銘木のウォールナットを使っているのにUV塗装した場合などです。UV塗装の鏡面仕上げは美しいのですが、ウォールナットの自然な温かみや木目などの風合いを閉じ込めてしまいます。また、木が呼吸できないので調湿効果も失われ、森林浴のような自然な居心地を得ることは難しくなるでしょう。

再塗装を依頼する場合は、予めフローリング材を確認してからにしましょう。

 

フローリングの再塗装こそリペアへ

フローリングの再塗装はリペアに相談することから始めると良いでしょう。画像は、フローリングの一部を張替えたものです。同じ材質のフローリング材をですが、張替えたものは、経年による風合いがありません。

リペアの技術なら、調色塗装を行い周囲と同化させることが可能です。この技術をもって再塗装すると塗装が剥がれたフローリングを蘇らせることが可能です。

 

リペアとは

リペアとは修復という意味です。フローリング塗装の補修であれば、全面再塗装か、部分的な修復塗装となります。

塗装業者やリフォーム業者では難しい、部分塗装補修ができることがリペアの特長でもあります。

 

なぜリペアをすすめるのか

リペアに依頼する最大のメリットは、建材を交換しないので産業廃棄物が出ないことです。フローリングに傷やへこみがあっても修復し、その後塗装します。画像はその一例です。リフォーム業者なら、すぐに全面張替えを提案されますが、リペアでは一つ一つの建材を修復し調色塗装を施して今あるものを再生します。張替えは最終段階であると施主に伝えています。

オイルフィニッシュの汚れやしみ抜きが可能な場合もありますので、塗装の補修を考えるならまずはリペアに相談することから始めると良いでしょう。

フローリングの塗装やメンテナンスについては下記の記事で詳しく解説しています。

フローリングの手入れを徹底解説!再塗装で新築の輝きを取り戻す方法も→

https://teigakurepair.com/caring-for-the-flooring

ぜひ、ご参考に一読ください。

 

再塗装は定額リペアへ

リペア業者の価格は、修復1箇所につき技術料と出張料となっています。新規で必要な補修材があれば別途請求されます。

技術料の相場は1箇所1万円から2万円で、高度な技術が必要であれば価格もあがります。

全面再塗装など依頼すると高額になるとご心配される方もいらっしゃいますが、当サイトは定額制となっていますので、時間内であれば複数リペアを承ります。

例えば、フローリングの傷を補修+フローリングの全面再塗装+人工大理石カウンターの欠けの修復などです。

リペアは素材を選ばず修復可能ですので、家に関するトラブルならまずはリペアに相談とご認識ください。

 

綺麗なフローリングで充溢した生活を

足元に不安がない環境は精神衛生上でも好ましいことです。塗装の剥がれや汚れ・ダメージのない美しいフローリングであればなおさら居心地も良くなるでしょう。

空間の広い狭いに関係なく、清潔で不安がなく、自分好みのフローリングなら充溢した生活を送る土台になります。

フローリングは少し手間をかけるだけで、良い状態をキープすることができます。面倒がらずにメンテナンスを行って、より良い暮らしを手に入れましょう。

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損傷箇所のリペアを検討されている方はお気軽にお見積りください。お見積りは無料でさせて頂きます。

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②損害箇所の写真を添付してください

写真の例

写真の撮影をお願いします。 傷1の写真が必須ですが、他に損傷がある場合は傷2・傷3にも写真を添付ください。

1近景

2中景

3遠景

傷:近景

撮影のポイント

傷から20cmくらいの距離(大きさがわかるように近くにコインかメジャーを置いてください)

傷1:近景

傷2:近景

傷3:近景

傷:中景

撮影のポイント

傷から1〜2mくらいの距離

傷1:中景

傷2:中景

傷3:中景

傷:遠景

撮影のポイント

傷から3〜4mくらいの距離

傷1:遠景

傷2:遠景

傷3:遠景

山田博保

株式会社アーキバンク代表取締役

資格:一級建築士
   公認不動産コンサルティングマスター

一級建築士としての経験を活かした収益物件開発、
不動産投資家向けのコンサルティング事業、及びWEBサイトを複数運営。

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