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フローリングの浮きや盛り上がりを補修!DIY補修できる目安も紹介

  1. フローリング
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居住年数とともに、フローリングが浮いたり、盛り上がったりする現象が見られるようになります。接着剤の劣化や水分によるものなど、さまざまな原因があり、見定めることが重要です。

症状によってはDIYで補修できるものもあれば、専門業者に補修を依頼しなければならないケースもあります。

今回は、DIYで補修できる目安を解説し、専門業者に依頼する際のポイントなどを解説します。家の土台部分ともいえるフローリングの補修ですので、ぜひ参考にしてください。

 

フローリングの浮きや盛り上がりの症状とは

フローリングの浮きや盛り上がりの症状とは

フローリングの浮きは経年劣化が主な原因ですが、症状は大きく分けて3つあります。フローリング材によって症状が異なるケースも少なくありません。フローリングの浮きを補修する前にどのような症状があるのかを紹介します。

 

フローリングの表面が浮いている

フローリングの表面が剥がれるように浮いている状態は合版に多い症状です。合板フローリング材は、複数の木材を接着剤で合わせて芯材をつくり、表面に突板と呼ばれる薄い1枚板を貼り付けます。

突板と芯材は接着剤で貼り合わせているため、接着剤の効果が薄れれば突板が剥がれます。この状態になればフローリング表面が浮いて見えるのです。

芯材と突板が剥がれる原因は経年劣化だけでなく、結露や水分による場合もあります。

無垢のフローリングであれば1枚の板ですので、剥がれるように表面が浮くという症状はありません。クッションフロアの場合は、土台と接着剤などで接着されているため、接着効果が薄れれば、合板のように表面が浮いてきます。

 

フローリング材がぷかぷかしている

合板フローリング材の場合は、芯材に何らかの要因で水分や湿気が染み込んで、腐食が始まったことが原因です。

無垢材の場合も同様に、木材がもつ調湿作用を超える水分や湿気を吸い込んだため、腐食しぷかぷか浮いてきます。

フローリング材に問題がない場合やクッションフロアの場合は、下地の捨て貼り合板が水分により腐食しているためフローリングがぷかぷか浮いているようになるのです。

 

フローリングの一部が盛り上がっている

フローリングの一部が盛り上がる現象は、無垢材のフローリングの場合に起こりやすい症状です。

無垢のフローリングは、木材の性質である調湿作用が特徴であり、湿気を吸ったり、吐き出したりして伸縮を繰り返します。

湿度が高くなりすぎる環境では、フローリング材がお互いに膨張し「突き上げ」が発生します。フローリングの接地部分は凸と凹をかみ合わせる「サネ構造」となっているため、1枚だけが飛び出さずに1部分が盛り上がるのです。

無垢材と同じ木材で作られていても、合板フローリングの場合は、複数の木材を接着する際に、反りや膨張などを抑えるように作られています。そのため、盛り上がりは起こりにくくなっています。

クッションフロアは木材ではなく、塩化ビニールが主素材であり調湿作用はないため、このような症状は起こりません。

 

DIYで浮きや盛り上がりを補修できる目安

DIYで浮きや盛り上がりを補修できる目安

家の補修をDIYすることは基本的におすすめできません。軽微なダメージならDIYでも問題ないかもしれませんが、DIYには常にリスクが伴います。

まず不慣れな工具を使うため、ケガのリスクがあります。自分だけではなく、家族や隣人を巻き込む場合もあるのです。

DIYに失敗して、ダメージを悪化させるリスクもあります。DIYのツールや工具、動画などには、簡単に誰でも使えるように表現されていますが、実際には非常に手間と費用がかかり、できたとしてもガタガタで見栄えが悪くなるケースも少なくありません。

自分でDIY補修する目安は、あくまでも一般論ですが、ダメージの長さが15㎝以下で、深さが1㎜未満とされています。

フローリングの浮きについては、「軽微な表面の浮き」と「軽微な盛り上がり」以外は、専門業者に相談しましょう。

 

フローリング表面の浮きをDIYで補修する方法

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「軽微な表面の浮き」や「軽微な盛り上がり」を補修するためには、DIYツールを活用することをおすすめします。エポキシ樹脂を注入するため、フローリングの浮きや床鳴りなどの補修が可能です。

 

準備するもの

浮きや盛り上がりを補修するためには、芯材と突板を再度接着させることがポイントです。盛り上がりの場合には、捨て貼りとフローリング材を接着させることで、浮きを補修することができます。

 

使用方法

今回は、一般的な合板フローリングの突板が浮いているという設定で、使用方法を解説します。

【準備するもの】

・ドリル

・養生テープ

・木製のハンマー

・ネジ釘(浮きが酷い場合)

・タオルや雑巾

【使用方法】

・浮いている箇所にドリルで1.5mm程度の穴(突板の厚さ)をあける。

・エポキシ樹脂をよく振り、専用容器に移す。

・注入器を利用して開けた穴にエポキシ樹脂を少しずつ注入する。

・十分に注入できたか確認(液が少し漏れる程度が目安)する。

・木製のハンマーで軽く叩きながら接着させる

・養生テープなどで目止めする(浮きが強い場合はネジ釘も活用する)

・乾燥させる(12時間~24時間)気温による

注意事項は、冬は乾燥する時間を長めにすること、床からはみ出た注入液をキレイに拭き取ることです。

 

無垢材フローリングで木の伸縮が原因の場合

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無垢のフローリング材を使用していて、木の伸縮が原因による一部の盛り上がりについては、ビスで補修できます。

ただし、乾燥期に盛り上がり症状が治まり、安定しているのであればビスでの補修は見送るほうがよいでしょう。

乾燥期であっても、フローリングの一部が盛り上がっているようであれば、次の方法で補修できます。

【フローリングの盛り上がりを補修する方法】

・浮いている部分をビスで下地に固定します。

・ビスの頭がフローリングに埋まるまでドライバーで固定しましょう。

・ビスの頭が埋まっている部分をパテで埋めます。

・パテの乾燥を待って、着色や木目を描き入れると補修箇所が目立たなくなります。

ただし、床暖房の場合はビスによる補修はできません。また、ビス止めした部分が再び盛り上がってくるようであれば、フローリングの張替えを検討しましょう。

 

専門業者に依頼したほうがよいフローリングの浮きや盛り上がり

専門業者に依頼したほうがよいフローリングの浮きや盛り上がり

フローリングの浮きや盛り上がりを補修するにあたって、DIYでは補修が難しいものは、専門業者に依頼することになります。ここでは、どのようなケースなら専門業者に依頼するべきかを具体的に解説します。

【専門業者に依頼するべきフローリングの浮きや盛り上がり】

経年劣化により合板の突板が剥がれて浮いている場合

合板フローリングの耐用年数は使い方や環境にもよりますが10~20年です。突板が剥がれるような状態であれば、突板そのものが傷んでいる可能性が高くなります。

・床下環境が悪い場合

床下に湿気が溜まりやすいなど、床下環境が悪ければ、フローリングの土台部分である根太や捨て張りが腐食しているかもしれません。土台部分の補修は、DIYでは難しいので無理して補修しないことが賢明です。

・水漏れが原因でブヨブヨになっている場合

無垢材や合板のフローリング材は、木製であるため水が染み込めば乾燥させなければなりません。

しかし、フローリングを剥がして乾燥させることは、大変な労力が必要であるため、水分を紙や雑巾などで吸い取ることになります。フローリング材の中心部分まで、水分を吸収している場合は、フローリング材や捨て張りが腐食する可能性があります。

腐食すればフローリング材がブヨブヨになり元に戻ることはありません。迷わずに専門業者に補修を依頼しましょう。

・施工不良によるもの

建築時やリフォーム時による施工不良により、フローリングに浮きや盛り上がりが発生している場合は、すぐに施工業者に連絡して対応させましょう。新築住宅であれば、10年間は保証期間がありますが、症状の小さなうちに対処しておけば、大事にならずに済みます。

・DIYが苦手な人

そもそもDIYが苦手な人や木くずなどにアレルギーがある人は、無理せず専門業者に依頼することをおすすめします。DIYでアレルギー反応が出たり、ダメージが広がったりすれば、取り返しがつかないことになります。

 

専門業者に依頼するポイント

専門業者に依頼するポイント

専門業者に依頼する際には知っておくべきポイントがあります。フローリングを補修する専門業者は、リフォームとリペアであり、それぞれに違いがあります。

ここでは、リフォームとリペアの違いや優良なりペア業者を見分ける方法などを解説します。

 

リフォームとリペアの違いを知る

リフォームは、簡単にいえば交換です。フローリングであれば、既存のフローリングをすべて取り払い、新しいフローリングに交換することになります。

既存のフローリングを全て取り払う理由は、色目や木目が合わなくなるからです。同じ木の種類を使ったフローリング材であっても、経年により色目が変わっています。リフォームの場合は、まだ使えるものも交換するのが通常です。

リペアは、リフォームとは逆で、何も交換しません。フローリングの場合も、ダメージだけを修復し、修復箇所を周囲と同化させますので、元の状態に戻すことになります。

フローリングの浮きであれば、浮いている原因を把握して、浮かないようにするだけです。フローリングの浮きを専門業者に依頼する場合は、リペア業者に相談して、リペアでは対応できないとなれば、リフォームに相談することをおすすめします。SDGs(エスディージーズ)の一環にもなるでしょう。

 

優良なリペア業者を見分ける

技術力が高く優良なリペア業者と、そうでもないリペア業者を見分けなければ、きれいな修復ができないケースがあります。リペアと謳いながらリフォームの窓口になっている業者もいるのです。

まずは、ホームページなどがあるかをチェックしましょう。リペアの事例が載っているので、事例が多いリペア業者は技術力も高いといえます。アフターフォローも確認して、納得できるリペア業者を見つけてください。ホームページさえない業者は、判断材料がないので、最初から外しておくとよいでしょう。

 

見積もりがアンバランスな業者は避ける

実際にリペア業者に補修を依頼する場合は、相見積もりを取るようにしてください。見積もりの額が高すぎる業者や安すぎる業者は、避けるほうが無難です。

リペアの価格相場は補修1箇所につき技術料が1万5,000円程度です。事例が多くても、見積額がアンバランスな業者も避けるようにしましょう。

 

定額リペアで賢く補修する

定額リペアで賢く補修する

先程、リペアの相場は、「補修1箇所につき」と述べましたが、定額リペアは、時間制の料金形態です。時間内であれば、フローリングの浮きや盛り上がりだけでなく、階段の補修や家具の補修も依頼できます。家にあるものなら、どのような素材であっても基本的に修復できます。

例えば、キッチンの人工大理石やクッションフロアの傷や焦げ跡も、フローリングの補修と合わせられます。

柱の傷も修復できて、ダメージの箇所がわからなくなるような修復も可能です。家のお悩みは下記の無料見積りを活用し相談してください。悩みをすぐに解消できるかもしれません。

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損傷箇所のリペアを検討されている方はお気軽にお見積りください。お見積りは無料でさせて頂きます。

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②損害箇所の写真を添付してください

写真の例

写真の撮影をお願いします。 傷1の写真が必須ですが、他に損傷がある場合は傷2・傷3にも写真を添付ください。

1近景

2中景

3遠景

傷:近景

撮影のポイント

傷から20cmくらいの距離(大きさがわかるように近くにコインかメジャーを置いてください)

傷1:近景

傷2:近景

傷3:近景

傷:中景

撮影のポイント

傷から1〜2mくらいの距離

傷1:中景

傷2:中景

傷3:中景

傷:遠景

撮影のポイント

傷から3〜4mくらいの距離

傷1:遠景

傷2:遠景

傷3:遠景

山田博保

株式会社アーキバンク代表取締役

資格:一級建築士
   公認不動産コンサルティングマスター

一級建築士としての経験を活かした収益物件開発、
不動産投資家向けのコンサルティング事業、及びWEBサイトを複数運営。

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