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フローリングの黒ずみはこうして落とす!原因別にコツを紹介

  1. フローリング
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フローリングが黒ずんでいると、どんなに素敵なインテリアを揃えていても、残念ながら部屋の印象は良くない。

また原因によってはフローリングの劣化を早め、時には二次被害が発生し、見た目だけでは済まない問題も出てくる。

むやみな除去作業で、逆にダメージを与えてしまう事態を避ける為にも、原因を知り、原因ごとの黒ずみ落としをしていただきたい。

そしてもう一つ、黒ずみの種類によっては正直素人では限界がある。

自分では黒ずみ落としが困難な場合にたよりになる、その道のプロである「リペア(補修)職人」についても紹介したい。

 

フローリングの黒ずみはそのまま放置しておく事は見た目だけの問題ではない。

液体が原因であれば床板内部にまで侵食しフローリングは腐り、対処法は張り替えのみとなってしまう。湿気を長時間帯びたフローリングはカビや害虫の発生にも繋がり、その場合には人体にさえ影響を与えかねない。

他にも皮脂汚れが原因の黒ずみでは、上から埃やさらに汚れが着きやすく、段々と頑固なものへとなっていくだろう。

また損傷が激しい場合には、断熱性が落ちるなど建物自体の性能が低下することも実際に起きている。

「まだいいか。」と気になる黒ずみを放置することは、手間が上がっていくことになる為、この記事を読んでいただき「この日までにやろう!」と決めて、黒ずみ落としに向かっていただきたい。

 

黒ずみ汚れのタイプ/5大原因と発生箇所

フローリングの黒ずみは、発生した後放置せずに、早い段階であれば自分で対処することが可能である。

ポイントは、まず黒ずみ汚れの「原因」を明確にすること。

フローリングの黒ずみで多い原因は「カビ」「皮脂汚れ」「ワックス劣化」「油汚れ」「液体汚れ」の5つだ。発生しやすい場所と共に紹介するので原因を探っていただきたい。

 

汚れのタイプその1『カビ汚れ』

窓際や家具の下、又はフローリングに直接布団を敷いて寝ている場合、その下に出来やすいのが「カビ」が原因の黒ずみである。

窓際は結露、家具の下は空気中の水分、布団の下は汗や湿気による水分と温度によって、カビが発生している。

最も多いのが窓際のカーテンに隠れて見えにくい箇所である。

こちらは単に色がついた汚れではなく、カビ菌が発生しているから、衛生上も尚更早めに対処していただきたい。

 

汚れのタイプその2『皮脂汚れ』

皮脂が原因の黒ずみは、人がよく通る場所に発生しやすい。

玄関、台所、浴室付近などの人の行き来が多い箇所、特に、浴室付近などフローリングの上で裸足になりやすい箇所に見られる。足の裏は、コップいっぱいの汗をかくと言われており、自然と皮脂もフローリングについてしまい、酸化して黒ずみになる。

お子さんやペットがいるご家庭では、大人よりも家の中での動きも多く、皮脂汚れがつきやすくなる。そのためフローリングの黒ずみが発生しやすい。

 

汚れのタイプその3『ワックス劣化』

ワックスの劣化が黒ずみの原因になることもある。

特に日のよく当たるベランダや窓際、人がよく通る箇所では、フローリング保護のため膜を貼っているワックスの剥がれや劣化が起きやすい。劣化したワックス箇所には段差が出来、そこに汚れがたまり黒ずみとなるのだ。

フローリングのワックスは段々と劣化していくものだ。日当たりの良い箇所や、人がよく通る箇所以外でも、黒ずみは発生するので、これを期にチェックしていただきたい。

 

汚れのタイプその4『油汚れ』

キッチンのフローリングの黒ずみの多くは油汚れ、もしくは液体汚れの場合が多い。

調理を行うキッチンは、当然、油汚れによる黒ずみも起きやすい。

またダイニングなど、キッチンから近いフローリングも、スリッパで踏んだ油汚れをフローリングに擦り付けながら移動させていることもある。キッチンからの動線を確認して、周辺も黒ずみになっていないか、併せてチェックすることをお勧めする。

油汚れと液体汚れの見分け方は、粘着があり、厚みがあれば油汚れ、染みていて木材自体が黒ずんでいる様子であれば液体汚れと考えられる。

 

汚れのタイプその5『液体汚れ』

ジュース、牛乳、水など、液体をこぼした際に、拭き取ったつもりでも拭き残しがある場合がある。

液体が家具の下や冷蔵庫の下などに飛んでしまったり、テーブルや椅子をよけた時に、液体を引きずってしまったりすれば、フローリングの溝に入り込み、拭き残しとなってしまう等がある。

知らず知らずに残ってしまった液体が、フローリングに染み込み、変色し黒ずみとなってしまう。

今まで紹介した黒ずみの5つの原因のなかで、実は一番多い原因がこの液体汚れなのだ。もちろん窓周りでは吹き込んだ雨水の拭き残しにも気をつけていただきたい。

 

 

原因別黒ずみの落し方と注意点

黒ずみが発生してしまう原因はおわかりいただけただろうか?

続いてそれぞれの原因ごとに適した黒ずみの対処方法をお伝えする。

これから紹介する方法は原因ごとに適した手軽に出来る掃除方法だが、黒ずみが未だ浅い状態向けである。しつこい黒ずみについては素人では対処が難しいため、この後にお伝えしている「このような場合はプロに助けてもらおう!」をご覧いただきたい。

まずはカビが原因以外の黒ずみには共通で下記の掃除を行って欲しい。そこからそれぞれの原因ごとの掃除を行うのだ。

【カビが原因以外の時共通!事前の掃除方法】

①カーペットやラグなどの敷物をはずし、どかせる家具や物は別の部屋へ移動する

②フローリング用ワイパーで表面の汚れを取る

③絞った雑巾で黒ずみ部分を水拭きし、そのあと、雑巾を変えて乾拭きをする

続いて、それぞれの原因ごとの掃除・対処方法をご紹介する。

 

『カビ汚れ』…エタノールで消毒

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カビが原因の黒ずみの場合は、まず掃除中にカビの胞子が飛んでしまわないよう、まず「殺菌」を行う。カビの胞子が飛ぶと衛生上良くないから、まず殺菌と覚えておいてほしい。

このため、カビが原因と思われる黒ずみの場合は、先に紹介した共通の事前の掃除は行わない。

殺菌にはエタノールなどを使用するといいだろう。

消毒用のエタノールもしくは、掃除用のアルコールを黒ずみ部分に吹き付け、綺麗な乾いた雑巾で拭き取る。エタノールを使用する場合は「無水」と「消毒用」があるうちの「消毒用」を使用する事。

【殺菌を行う場合の注意点】

■アルコールは直接フローリングに垂らしたり、長時間拭き取らないままにしたりすると、フローリング表面のニスが反応し白く濁ってしまう為、必ずスプレーで吹き付け、時間をおかずに拭き取ること。念のため最初に目立たない箇所で試してから行うといいだろう。

■市販のカビ除去剤には塩素系漂白剤が含まれていることが多く、フローリングの色素まで取ってしまう可能性が高い。浴室用のカビ除去剤などは使用しないこと。

■カビを殺菌していない状態で、掃除機でカビを吸うと排気口からカビ胞子が飛散してしまう為、掃除機の使用はカビを殺菌してから行うこと。

エタノール等での拭き取りは殺菌こそ出来るが、変色した色素は残ってしまう場合がある。

色素が残ってしまった場合には、エタノールやアルコールが完全に乾いてから、水で薄めた中性洗剤を、綺麗な雑巾やスポンジににつけて拭くと色素も薄くはなる。

しかし、カビが根強く繁殖している場合、広範囲に繁殖している場合には、健康被害を防ぐためにも殺菌や色素落としと共に、カビ除去を専門にしている業者にも依頼を検討することをおすすめする。アレルギーの原因にもなるから、注意してほしい。

下記サイトでは人体や建材にも安全な方法でカビを除去・防止してくれる業者を紹介しているから、是非一度ご覧いただきたい。価格や実績についてもご覧いただける。

■カビラボ https://kabilabo.com/

 

『皮脂汚れ』には床用洗浄剤・クエン酸も活用

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皮脂による黒ずみは油性汚れの為、水拭きだけでは綺麗に落ちきらない。そこで、床用の洗浄剤を少し加えると落ちやすくなる。画像の商品のように皮脂汚れにも適した商品がおすすめである。

画像の洗剤は、1カップ(25ml)を5ℓの水に溶かして、綺麗な雑巾に含ませて拭く。この商品は仕上げの水拭きや乾拭きの必要がなく、小さなお子さんやペットがいらっしゃるご家庭でも安心して使用できる。

【注意点】

■雑巾に洗浄剤を含ませてフローリングを掃除する場合には、手の届く範囲で小分けにして行い、溝に汚れが流れて留まらないよう、最後に幼児用などの小さな綿棒で溝も拭くと良い。

■床材に安全と書かれている製品であっても、必ず目立たない箇所で試してから行うこと。

軽い皮脂汚れであれば、クエン酸を使って吹き上げることで、掃除することができる。

油性の汚れには重曹を使いたいところだが、フローリングに使う場合は、表面のワックスを傷つけたり、剥がしたりしてしまう恐れがある。そのため、重曹を使うことはお勧めしない。

クエン酸であれば油汚れを分解することはないが、軽い汚れであれば拭き取り可能だ。

クエン酸水をフローリングにスプレーし、雑巾で拭き取る。この場合も、クエン採水が溝などに残らないように注意すること。また、最初に目立たないところで、試してみるといいだろう。

 

 

『ワックス劣化』…中性洗剤と専用アイテム

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ワックスの劣化による黒ずみは、フローリング表面のワックス自体を剥がし、その後に新たにワックスを塗る必要がある。

①作業スペースをマスキングテープなどで四方に囲む。段取りよく作業するために、広すぎないよう注意する。

②次にワックス剥がし液をスポンジでフローリングに塗る。暫くするとワックスが溶けてくるのでヘラでワックスを擦り取る。

③その後、綺麗な雑巾でワックスや剥がし液を綺麗に拭き取り、新たにワックスを塗る。

ワックスを塗る時はスプレータイプのものが使いやすい。ワックスを剥がした箇所にスプレーし、すぐに布でムラが出来ないように万遍なく伸ばす。

【注意点】

■くれぐれもヘラで怪我をしないように、またワックス液が他の物に着かないように製品ごとの使用方法を確認して行う。

■ワックス剥がしやワックス塗りは時間をかけずスムーズにやることがコツだ。道具の用意、作業スペースは充分にとって行う。

■剥がしたワックスがフローリングに残った状態だと、新しいワックスがのらない為、古いワックスと剥がし液はしっかりと拭き取る。

 

『油汚れ』はアルカリ性洗剤やスチームクリーナーを

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油汚れは酸性の為、汚れ落としには逆のアルカリ性洗剤が適している。台所用アルカリ性洗剤や、油落としにぴったりのオレンジ洗剤がおすすめである。

フローリングに洗剤をスプレーし、雑巾やスポンジで黒ずみを拭き落とす、その後はしっかりと水拭きを行うことで油汚れが原因の黒ずみは綺麗になるはずだ。

ただし、拭き掃除をすれば、ワックス自体も磨り減る。表面のワックスを守るため、洗剤は粉末のものは避け、液体洗剤を使いたい。また、定期的なワックスがけも必要だ。

黒ずみがあるなしに関係なく定期的にワックスがけのメンテナンスを行うことが、長く綺麗に使うためには重要だ。

また、油汚れがしつこく黒ずみの盛り上がりが強い場合には洗剤だけでは取るのが難しい為、プラスチックのカードでこすり落とすと良い。

スチームクリーナーを使うこともできる。

高温の蒸気によって汚れを浮かせるスチームクリーナーは、油汚れには適しているのだ。

スチームリーナーを使う場合は、高温の蒸気を使うので、火傷に注意する。また、水分がフローリングに残らないよう、しっかり拭き上げたい。

ただし、フローリングの状態によっては、表面のワックスが白くなってしまう場合がある。自分でワックスを塗る際に、事前の掃除が足りず汚れが混じったまま、ワックスを定期的に塗っておらず劣化しているといった場合だ。白くなってしまったワックスは、剥がして新たにワックスを塗る必要がある。

【注意点】

■洗剤や水は長時間フローリングに留まらせない方が良い為、洗剤を狭い範囲で拭きつけて少しずつ行う。

■スポンジや雑巾で拭き取る際には、力を入れすぎないようにする。ゴシゴシこするのではなく、くるくると回すように拭き取る。

 

『液体汚れ』…専門のプロへ相談しよう

液体汚れが原因の黒ずみは、木材自体も腐食している事が多い為、非常にやっかいである。

表面に落ちた水分がフローリング内部にまで浸透すると、黒ずみだけでなく、ひび割れや膨張なども起こしている可能性が高い。水分とフローリングの相性は非常に悪いのだ。

液体汚れはその時すぐにフローリングからしっかりと拭き取ることはもちろんだが、その拭き取り方にもコツがある。しっかり拭き取るやり方は記事の最後に「黒ずみを予防する3つの習慣」で紹介する。

液体による黒ずみ・変色・シミを元に戻すには、もはや洗剤で改善させることはできない。

無理に自分で解決しようとせずに、専門の業者に頼んで欲しい。

非常に難易度の高い作業が必要で、下地削り、着色、下地をならす、スプレーガンで調色や模様を描くなどの工程を重ねるのだ。後ほど修復のプロの技を動画で紹介しているので、是非ご覧いただきたい。

 

掃除のあとはコーティングを

ご紹介した黒ずみ落としで、綺麗になったフローリングには、定期的にワックスを塗り、汚れや傷からコーティングしておくといいだろう。

フローリングは、毎日の掃除にはフローリングワイパーで乾拭きすればいいが、定期的にワックスを塗ることで、フローリングの保護とツヤ出しができる。ワックスは半年に1回程度、上塗りする。数年に一度、古くなったワックスを剥がした上で、新たにワックスを塗るとより美しさが持続する。

フローリングにとって大敵なのは水分だ。

ワックスでコーティングすることで、水分が原因で起きる黒ずみ、カビ、新宿や剥がれなどのトラブルから守ることができるのだ。

フロアコーティングという選択もある。ワックスがけの手間を省き、よりフローリングの美しさと保護力を高めることができるフロアコーティングは、リフォーム業者など専門の機材を使って行うものだ。

フローリングを、長期間にわたって傷や汚れから保護してくれるため、お手入れも簡単で、ワックスのように塗り直しをしなくていいのがメリットだ。

 

取れない!そんな時は無理せずプロに助けてもらう

【BEFORE】

【BEFORE】

【AFTER】

【AFTER】

画像はリペア(補修)のプロによる黒ずみ落としの様子である。【AFTER】の画像では、黒ずみがあった場所がわからないほどになっている。このレベルまで行うことは素人ではまず出来ない。

では、黒ずみを自分でなくプロにまかせした方が良い場合とその理由をお伝えする。

 

黒ずみが広範囲

前述のようにフローリングに長時間、洗剤など液体を留まらせると、場合によっては変色するなど逆にムラを作ってしまうから、洗剤を使用する時は狭い範囲で区切って段取り良く行うことをおすすめしている。

しかし、狭い範囲で区切りながら行っていても、範囲が広いと、思いのほか労力が必要であり、作業結果にムラが出やすい。

また広範囲にある黒ずみは、損傷の程度も部分によってまちまちであり、広範囲となることで作業のハードルは上がる。

広範囲の黒ずみ落としは、専門の業者に依頼したほうが、綺麗な仕上がりになるのは間違いない。

 

床材の劣化が激しい

これまで紹介した原因ごとの黒ずみ落としの方法でもきれいにならない場合は、フローリング自体が大きな損傷を受けている可能性が大いにある。部分的な張替えや、表面を削って補修し、着色するなど専門的な分野となってくる。

なかなか落ちないからとむやみに洗剤を何度も使用したり、無理に黒ずみ部分を大幅に削ったりすると、逆にフローリングを傷めてしまう。その結果、不具合が広がったり、深刻になったりして、修復がどんどん困難となってしまうだろう。

無理に自分で行おうとせずに、専門の業者にまずは相談するべきだ。

 

賃貸物件の場合

賃貸物件の場合は、日常的な使用による劣化ではなく、故意や過失による損傷は借主負担で原状復帰が必要になる。フローリングの張替えなどとなると、金額もかかってしまう。賃貸物件だからこそ、そこに損傷がなかったレベルまで修復したいはずだ。

ここで注目していただきたいのが、リフォームとリペアの違いである。

■リフォーム=作り直すこと。費用は高い

■リペア=修復・修繕すること。費用は低い

例えば、賃貸物件のフローリングに狭い範囲ではない黒ずみが出来てしまった場合、そのまま退去手続きをすれば、原状回復のためフローリングの張替えリフォームを行うことになり、費用は借主負担となる。つまり実際に黒ずみがないところも含めて、張替えになるため、大きな費用がかかる。

しかしリペアであれば、損傷した箇所のみを修復することが可能なのだ。リペアで、損傷した箇所のみをしっかりと修復すれば、もちろん費用はかかるものの、リフォームでの張替えより1213ほど価格が抑えられるはずだ

大家や管理会社への相談も必要だが、賃貸物件こそ、リペア専門業者の専門的な記述が有効なのだ。

 

補修依頼する際に気をつけることは3つ

では、いざフローリングの黒ずみの修復をプロにお願いしよう!となった場合、気をつけるポイントがある。これから紹介する3つのことを抑えて依頼をすれば満足いく修復となるだろう。

 

リペアの専門の業者であること

リフォーム業者もリペア業者も、損傷したフローリングを綺麗な状態にはしてくれる。違いは先述したように、新たに作り直す(リフォーム)か、そのものを修復する(リペア)かの違いだが、リフォーム業者の中にも修復を行っていますとされているところはある。

では何故「リペア」専門業者が良いのか?

それは、基本的にリペア専門業者は下請けに仕事を回す事はほとんどなく、職人自身が仕事をとり、作業をしてくれる。そのため技術は非常に高く、価格面も仲介料などが含まれていない料金である。逆にリフォーム会社がリペアで受ける時には下請けにまかせる事が多い。

リペア」という技術はまさしく職人の技なのである。

 

激安を売りにしていない

しっかりとした技術を持っていないとフローリングの激しい黒ずみを修復するのは難しい。だからこそ「技術を売り」にしているのではなく「費用を売り」にしている業者には要注意である。

削られた費用のしわ寄せは材料費、人件費にくる。激安を売りにしている場合は、本当の職人ではなく実績のない人が作業を行うことだろう。そうなれば結果もそれ相応である。

 

実績がある(事例紹介)

実績をしっかりと自社のサイトに載せている業者であれば、技を確認できるだけでなく、どのようなタイプの損傷を修復できるのか、損傷の程度はどこまで修復してくれるのか、また価格も参考となる。さらには費用の内訳なども確認できると安心である。

ちなみにリペアの別途費用としては、材料費・駐車場代・高速道路代などがある為、見積もりの内容もわかりやすく記載されていることもトラブル回避の為に抑えておきたいポイントである。

こちらの動画で実際にリペア職人の仕事が確認できる。フローリングの黒ずみが段々と修復されていく様子は見ていて気持ちがよいほどである。

■フローリングのシミ補修動画/リペアスペース

https://youtu.be/fE7tKaMR_U8

 

黒ずみを予防する3つの習慣

ここまで、黒ずみが出来てしまった場合の対処方法をお伝えしてきた。

黒ずみ発見!→原因を探る→原因ごとの落とし方実行!→落ちた!

落ちない場合→リペア業者に依頼する!

こういった手順で対処していけば、いいはずだ。

続いてお伝えしたいのは、黒ずみの予防方法である。いつもの行動に少しだけ、これからお伝えすることを意識して動いていただくだけで、黒ずみ遭遇率は減っていく。

 

液体はすぐに拭く

フローリングに液体がこぼれたら、もちろんすぐに拭くと思うが、拭き方にもコツがある。

フローリングには溝があるので、拭けたと思っても、水分は留まったままの事も多い。

①まずは、乾いた雑巾や布で水分をいつものように拭き取る。

②次に水で塗らし絞った薄手の布やタオルをこぼした箇所にかぶせる。その上から、プラスチックのカードなどを使い、溝に押し込むように沿わせて、溝の液体も布に移し取る。

フローリングの溝は意外なほど深く、水分は綺麗に入り込んでしまう。ワインや醤油など色が濃いものであればわかりやすいのだが、溝の部分の水分は一見わかりにくいため、上のような方法でしっかりと移し取って欲しい。

少々手間だと感じるかもしれないが、その後黒ずみなどのトラブルに発展することを考えると、ぜひ日々の作業の一つに加えて欲しい。

 

日常のフローリング用ワイパー/半年に1回のワックス

小まめに掃除をして埃や汚れを留めないことも大切だ。日常の掃除にフローリング用ワイパーの乾燥シートを活用して、埃などを取る。溝に入った汚れなどは掃除機を活用してもいいだろう。床掃除は埃が舞う前の、朝や帰宅時がおすすめである。

また、ワックスがけは半年に1回上塗りして欲しい。部屋ごとにワックスの様子も変わるが、保護剤であるワックスがかかっているといないのとでは、フローリングの劣化に違いが出てくる。

ただし、賃貸物件の場合は、フローリングのワックスがけにも個別に規約がある場合があるので、大家さんに確認してからにしよう。

 

結露防止グッズを使用

ベランダや庭との間の窓は、下端が床と同じ高さの出入りのできる掃き出し窓になっている。この掃き出し窓周辺のフローリングは、雨水の吹き込み、又は、サッシの結露による水滴の影響による黒ずみが非常に多い。

結露がひどい場合には、事前に結露防止のグッズを使って予防しておくことをおすすめする。

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画像は、窓ガラスの下端に事前に貼り付けておく給水テープだ。これでフローリングへ水滴が落ちることを大幅に軽減できる。

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画像のような結露も防止できる窓用シートは、現在様々な種類が出ているので、目隠しとしてやインテリアとしても活躍してくれる。

 

フローリングの黒ずみは綺麗に出来る!

ここまでフローリングの黒ずみ対処の方法を様々紹介してきた。

「自分で綺麗にする」もしくは「プロに綺麗にしてもらう」

この判断ポイントはやはり損傷の程度である。

自分で行う際は使用する製品や洗剤の説明書きに習い、フローリング自体を傷めないよう慎重に、行いたい。また、プロに依頼する際にはリペア専門のプロに依頼する。

これを覚えておいていただきたい。

本サイトでは他にも驚くような技で元通りになった修復の事例を載せている為、是非参考にご覧いただきたい。

 

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写真の例

写真の撮影をお願いします。 傷1の写真が必須ですが、他に損傷がある場合は傷2・傷3にも写真を添付ください。

1近景

2中景

3遠景

傷:近景

撮影のポイント

傷から20cmくらいの距離(大きさがわかるように近くにコインかメジャーを置いてください)

傷1:近景

傷2:近景

傷3:近景

傷:中景

撮影のポイント

傷から1〜2mくらいの距離

傷1:中景

傷2:中景

傷3:中景

傷:遠景

撮影のポイント

傷から3〜4mくらいの距離

傷1:遠景

傷2:遠景

傷3:遠景

山田博保

株式会社アーキバンク代表取締役

資格:一級建築士
   公認不動産コンサルティングマスター

一級建築士としての経験を活かした収益物件開発、
不動産投資家向けのコンサルティング事業、及びWEBサイトを複数運営。

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