壁パテ埋めのコツは?パテの種類と上手な塗り方・使い方

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ご自宅の壁に穴や凹みなどはありませんか?

壁に穴を開けてしまったら、早々に補修しないと見栄えが悪いだけでなく、損傷が広がり害虫などの侵入経路となる可能性もあります。

小さい穴であれば、パテを使用してDIYでも簡単に補修できます。

今回は「壁パテ」にフォーカスして、パテの種類や塗り方・使い方・パテ埋めのコツなどをご紹介します。

 

そもそもパテって何?

建築材料で欠かすことのできない「パテ」。知っているようで、その実あまり知られていないのではないかと思います。

「パテ」とは、凹みや欠損・穴などに埋めて下地を平滑にするために下地処理の際に使用するペースト状の充填剤です。

パテの用途は他にも、エアコンの配管の隙間に埋めて雨水や虫等の侵入を防いだり、造形材料や接着剤として使用したりすることもあります。

パテは粘土のように自由に形を調整できるため、あらゆる形の欠損箇所を補うことができ、硬化後は研磨することで表面を滑らかに整形できます。

また、整形後はパテの上から塗装も可能で補修の跡も目立たなくなります。

 

パテには多くの種類がある!

一口にパテといっても多くの種類があります。一般的なパテの種類とその特徴を以下に解説します。

 

合成樹脂エマルジョン系パテ

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室内のボードやモルタル・コンクリート壁の仕上げ用パテとして広く使用されている、合成樹脂エマルジョンを成分としているパテです。

合成樹脂エマルジョンとは、合成樹脂の粒子が水中に均一に分散している液体のことで、乳

化剤によって粒子を安定させています。

合成樹脂エマルジョン系パテの特徴は水性なので扱いやすく有害成分を含まず、引火の危険性も少ないことなどが挙げられます。

しかし、湿度や水分に弱く室内壁にしか使用できません。また、作業性は優れていますが強度は高くありません。

 

石膏系パテ

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石膏系パテは、水と練り合わせると一定の時間で硬化する特徴があり、石膏ボードのジョイントの処理やビス頭の処理、面違い部の処理など下塗りパテとして使用されています。

石膏系パテは水と練り合わせてからの可使時間が限られているため、可使時間内に使い切れる量だけ練り合わせるようにします。

 

炭酸カルシウム系パテ

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炭酸カルシウムとは石灰石の主成分であり、コンクリート(セメント)の原料です。

石膏もセメントの凝固や硬化を調整する添加剤として使用されますが、石膏とは、硫酸カルシウムを主成分とする鉱物のことです。

炭酸カルシウム系パテは、主に仕上げ用パテとして使用され、充填がしやすく硬化後ペーパーでも削りやすいことなどが特徴です。

 

エポキシパテ

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エポキシパテとは、エポキシ樹脂を主成分とするパテで、主剤と硬化剤を練り合わせることで硬化します。硬化後は金属のように硬くなり、耐薬品性に優れることが特徴です。

金属用や木部用、プラスチック用などさまざまな素材に合わせて多くの製品があります。

エポキシは皮膚に触れると有害なため、使用時はビニル手袋等の着用をおすすめします。もし誤って手に付いた場合は石鹸水でよく洗い落としましょう(硬化後のパテには毒性がない)。

 

耐火パテ

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耐火パテとは、湯沸かし器やストーブなどの排気管と壁面の充填などに使用する難燃タイプのパテです。

金属やモルタル・レンガには使用できますが、プラスチックや樹脂・木材・ゴムなどには用できません。

 

パテの使用方法と上手に塗るコツ

パテの使用方法は、基本的にパテ処理をする部分の埃や油分・汚れ・バリなどを取り除き、乾燥させてからパテを盛り、パテの乾燥硬化後に切削や研磨を行うという手順になります。

そして、パテ塗りは3回塗りが基本です。パテにも下塗り用・中塗り用・上塗り用に分かれており、下塗り用は粒子が荒く、中塗り・上塗りとなるほど粒子が細かくなっていきます(上塗り用パテは仕上がりに大きく影響するため粒子が細かい)。

また、パテベラも最初は刃幅の小さいものから塗り、2回目、3回目になるほど刃幅の広いもので仕上げていきます(パテと壁との境目に段差ができないよう薄く塗るため)。

 

ひび割れのパテ処理

ひび割れなどの狭い部分にパテを充填する場合は、少量のチューブタイプが便利です。パテがはみ出ると見苦しくなる場合は、ひび割れの両サイドにマスキングテープを貼ってからパテを充填します。

割れ目や隙間部分にチューブのノズルを押し付け、奥まで届くように十分な量をゆっくり注入していきます。硬化する前にヘラを使用して余分なパテを取り除きます。

 

穴埋め処理

深い穴や凹みを補修する際のパテ埋めは、一度に厚く塗ると割れや肉痩せが発生します。

2~3回に分けて、パテが乾燥するのを待ってから2回目、3回目と塗り重ねるのがコツです。

 

段差やジョイントのパテ処理

壁紙を貼る前や塗装をする前は、壁の段差やジョイントにパテ埋めして平滑になるように下地調整を行います。

パテ処理を行う前は、幅の小さいパテベラでジョイントや段差の表面を滑らせて、表面の出っ張った部分を削るように取り除きます(サンドペーパーをかけてもOK)。

釘などの出っ張りはポンチなどを使って打ち込んでおきます。さらに幅広のパテベラを滑らせてひっかかる部分がないか確認しておきましょう。

大きな面のパテ処理をする場合は、コスパの面からも水と混ぜて使用する粉末タイプのパテを使用することが多いと思いますが、必ず水と混ぜてからの可使時間を確認して、可使時間内に使い切るだけのパテをつくりましょう。

 

ヤスリ掛けは丁寧に!

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パテ処理の仕上がりを左右するのはパテ硬化後のヤスリ掛けです。ヤスリ掛けは粉だらけになる大変な作業ですが、丁寧に表面を滑らかに整えていきます。

ヤスリ掛けの際は、マスクと手袋の着用をお忘れないようにしましょう。

大きな面のヤスリ掛けには、上図のようなハンドサンダーがあれば便利。大きな面で手を傷めることなく研磨できるため、作業効率がアップします。

 

パテ塗りの必需品パテベラ

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パテ塗りの際、必ず必要になる道具といえばパテベラです。

高価なパテベラを使えば上手にパテ塗りができるというわけではありませんが、ステンレス製のパテバラは腰がありながら適度なしなりがあり、施工後のお手入れがしやすいことがメリットです。DIYにセットまでは不要だという人は、せめて大小2本くらいは用意しておきたいものです。

 

おすすめの壁パテと価格

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〈商品名〉

セメダイン 軽パテ

 

〈種類〉

アクリル樹脂系エマルジョン形充填剤

 

〈特長〉

・屋内の内装下地(石膏ボード・コンクリート・木部・プラスターなど)に最適。

・肉痩せが少なく作業性が良い。

・軽量で持ち運びが便利。

・硬化後はほとんどの水性、油性塗料が塗れる。

・乾燥後の研磨作業は24時間以上おく。

 

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〈商品名〉

アサヒペン 速乾軽量パテ

 

〈種類〉

合成樹脂エマルジョン系

 

〈特長〉

・屋内外の壁(プラスター・スタッコ・木部など)に使用可能な軽量速乾タイプ(絶えず水がかかる所や常に湿気がある場所には向かない)。

・取り扱いが簡単で研磨性に優れる。

 

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〈商品名〉

セメダイン  軽パテ

 

〈種類〉

アクリル樹脂系エマルジョン形充填剤

 

〈特長〉

・セメダイン 軽パテ(900ml)の少量チューブタイプ。

・小さな穴の補修や部分的な割れ目の補修に便利。

 

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〈商品名〉

セメダイン 穴うめパテ

 

〈種類〉

酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形充填剤

 

〈特長〉

・水性なので安心。

・肉痩せが少なく大きな凹みにも使用しやすい。

・硬化後はサンディング、水性塗料の塗装が可能。

・屋内外で使用可能だが乾燥までは雨に当たらないようする。

 

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100均のパテってどう?保存期間は?

100円ショップでもさまざまなパテが販売されています。

商品によって使用感や硬化時間に差がありますが、壁の小さな穴埋めや部分的な補修などは少量でコスパの良い100円ショップのパテでも十分対応できます。

 

パテの有効期限と保存方法

パテに限らず全ての化学品には有効期限があります。

有効期限の表記があるものとないものがありますが、一般的には未開封で製造日から1年程度が有効期限です。

チューブタイプの残ったパテは、長期の保存はできませんが(固まってしまうため)キャップをする前にチューブの口をサランラップでまくなど、なるべく空気に触れないように密閉して保存しましょう。

チューブの口部分のパテが固まってしまうこともありますが、先の尖ったもので取り除くと再度使用可能になります。

袋や容器に入っているパテも、使用後は輪ゴムなどでしっかり袋を密封して保存します。湿度や温度の安定している場所で保管した場合は数か月~半年程度は使用可能でしょう。

粉末タイプのパテの場合は、長期の保存はできません。高温多湿になる場所での保管を避け、半年以内に使い切るようにしましょう。

 

パテ剤とシーリング剤の違いは?

隙間や割れ目などの充填剤としてパテ剤とシーリング(コーキング)剤は混同されがちですが、この2つは目的が異なるため、当然ながら性能も大きく異なります。

パテの目的は最初にも書きましたが、仕上げを良くするための下地の調整です。

そのためパテ剤は硬化後固まり伸縮力がないことが特徴です。

一方、シーリング剤は外壁材のジョイントやサッシ回り・ガラスのはめ込み部分などの隙間に充填させて雨水の侵入や気密性を高めるために使用されます。

そのためシーリング剤は、外壁材やサッシの温度差による膨張や収縮、建物の揺れなどに追従できる柔軟性(伸縮性)や防水性・耐候性などが求められます。

 

まとめ

今回は「壁パテ」に焦点を当ててみましたが、早速自宅の壁に不具合がないかチェックしてみてください。

小さな穴やひび割れがある場合は、100円ショップのパテででも早速補修してみましょう。

これまでにDIYなど全く興味がなかった人でも、低コストで思ったよりきれいに補修することができると、DIYが楽しくなってくるかもしれません。

また、常に自宅をチェックする意識が芽生えるのは大変良いことです。自分の城ともいえる自宅を大切にすることは、日々の暮らしを大切にして、丁寧に生きることにもつながります。

しかし、DIYではちょっと難しいと思うような損傷がある場合は、是非「定額リペア」へご相談ください!

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