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音がでない!自宅オーディオのトラブルの原因と補修方法

  1. オーディオ
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自宅でくつろぐとき、みなさんは音楽をどのように楽しんでいるだろうか。最近ではネットからのデジタル音源が主流となって、スマートフォンやパソコンなどの端末で、音楽を楽しんでいる方も多いかもしれない。スピーカーをつなぐ場合でもBluetoothなどの無線技術の発達によって配線を繋がずとも音楽を楽しめる時代になった。

Bluetoothスピーカーなどの最新デジタル機器は手軽に音楽を楽しめる反面、音質にこだわりがある方、臨場感のある迫力のサウンドを楽しみたいという方にとっては少し物足りないものである事も事実だ。アナログの音が見直されており、魅力を感じる方も増えて、レコードプレイヤーでアナログレコードを楽しむ、といった方法も逆に増えてきている。

音源をより楽しむため、オーディオシステムにこだわりたいという方も多い。しかし、オーディオシステムを使っていると、音が出ないといったトラブルがあることも確かだ。

今回の記事では、オーディオシステムで最も多い”音が出ない”というトラブルについて、原因の見つけ方、まず取り組むべき補修・修理の方法について徹底的に紹介していく。

オーディオシステムのトラブルでお悩みの方は参考にご覧いただき、適切に補修していただければ幸いだ。

 

 

オーディオシステムの超基本/アンプやスピーカーとは

デジタル端末で、音楽を聴くことに慣れていると、オーディオがどのようなシステムで音がなるのかも、知らないことがほとんどかもしれない。

まずは、オーディオトラブルを考える前に知っておきたいオーディオシステムの基本的な構造について紹介しておきたい。とにかく知っておきたい超基本だから、必ず押さえておいてほしい。

そもそも、オーディオシステムというのは

という3つのものから構成されている。

どれも聞いたことのある名前だが、どのように組み合わされて音楽が聞こえるのだろうか。

例えば、アナログレコードを再生し、音楽を楽しむ場合、

レコードを回して針を置き、音楽を再生する「プレイヤー」

プレイヤーの再生した音を増幅させる「アンプ」

増幅された音をアウトプットするための「スピーカー」

の3つを接続してはじめて楽しめるのだ。

実はレコードプレイヤーとは、レコード盤の溝を針で読み取り、音源の微弱な電気信号を取り出す装置であり、この段階では、人には聞こえないようなごく小さな音源でしかない。レコードプレイヤーを直接スピーカーに繋いでも、スピーカーは動かず、音を聞くことはできない。

したがって、レコードプレイヤーから再生した微弱な電気信号を増幅することが必要になる。その役割を果たすのが、アンプというわけだ。

スピーカーは、アンプで増幅された電気信号を、振動エネルギーに変換して、人が聞こえる音として出力する装置なのだ。

つまり、レコードプレイヤーで再生した音楽をスピーカーから聞くためには

プレイヤー → アンプ →スピーカー

の順番に3つの機器を接続させる必要があるということだ。

これは、オーディオシステムの基本中の基本で、アナログレコードに限らず、CDやMDなどプレーヤーを使って再生するもの、デジタルプレイヤーといった機器でも同じだ。

プレイヤーに直接スピーカーを接続しているように見える場合も、一見するとアンプがないようにも見えるが実はそうではない。

直接スピーカーを接続するプレイヤーはコンポなどと呼ばれるが、正確にはコンポーネントステレオと言い、電気信号を増幅させるアンプは、プレーヤーに内蔵されている。

したがって、コンポとスピーカーを接続する場合

コンポ(プレイヤー+アンプ) →スピーカー

の順に接続しており、基本のシステムは同じなのだ。

オーディオのトラブルを解決するためには、この基本的な仕組みが理解できている必要があるので、この機会にしっかり仕組みを抑えておくようにしよう。

 

音がでない!オーディオトラブルの原因は?

続いて、オーディオシステムから音が出ない場合の主な原因について紹介していこう。

オーディオシステムから音が出ない時、その原因は基本的には

の2つに分けることができる。

イージーミスとはその名の通り、単純な接続ミスなどのことだ。

イージーミスの例としては

などがある。

このようにみてみると、そんな馬鹿な。と思う方もいるかもしれない。

しかし、音が出ないトラブルのほとんどは、実はこのようなイージーミスによるものなのだ。

続いて機器の故障についてみてみよう。

機器の故障は様々なトラブルが考えられるため網羅的に紹介することが難しいが、一例としては

などがある。

やはり、多い症状としては機器そのものの劣化や、何らかの衝撃によって内部配線が断線してしまっているケースだ。

オーディオ機器内部の配線には、非常に細いものが使用されておりデリケートだ。

湿度などによって劣化が進み、何らかの衝撃によって接続部分が切れてしまうこともあるのだ。また、ネジで配線を固定している場合、使用している際の振動で徐々にネジが緩み、接続部分が切れてしまうという可能性もある。

オーディオのトラブルはイージーミス、機器の故障のいずれかのケースがほとんどであり、一つずつ原因を突き止めて、トラブルの元を知ることが、トラブル解決のためにまず必要なことだと言える。

 

 

オーディオトラブルの原因を突き止める手順

では、どのようにして原因を突き止めていけばいいのだろうか。

ここでは、オーディオトラブルの原因を突き止めるための手順について紹介していこう。

原因を突き止める手順としては、まずイージーミスの可能性を検証し、その後、機器トラブルの可能性を検証していく流れが効果的だ。

 

配線などイージーミスの確認方法

まずはイージーミスの確認方法について紹介していこう。

確認の手順は、以下の3つだ。

1.各機器の電源が入っていることを確認する。

もし、電源スイッチがオンになっていなければ電源を入れる。

スイッチを入れても電源が入らない場合には、電源コードが正しく接続されているかを確認する。コンセントが入っているかどうかだけでなく、機器側のACアダプターの接続も確認するといいだろう。

バカバカしいと思うかもしれないが、意外と多いミスだから、まずは確認してほしい。

2.プレイヤーに正常な音源が入っていることを確認する。

CDやMDの場合、傷や磁気などの影響でデータが壊れていることがありうるし、MP3などの電子メディアの場合はプレイヤーの再生できる規格にあっていないというケースがある。

別の音源を入れて再生できれば、音源自体に問題があると考えられる。

※レコードの場合は多少、傷がついていたとしても全く音が出ないわけではない。

3.各機器の接続するケーブルの状態を確認する

プレイヤーからスピーカーまで、それぞれの機器をつなぐケーブルをすべて確認する。

ケーブル自体に傷などの破損がないかどうか、機器への接続部分はしっかり繋がっているか、を確認する。

また、使い始めの場合には、端子がOUT→INの順番で接続されているか確認する。

プレイヤーのOUT端子→アンプのIN端子、アンプのOUT端子→スピーカーのIN端子という具合にOUT→INの順番で全てが接続されていることを確認する。

万が一OUT→OUT、IN→INになって入れば音を再生することができないため正しく差し替える。

イージーミスの場合、上記の3手順を行えば基本的には原因突き止めることができるはずだ。全て機器本体の内部ではなく、外部の確認をすることになる。目視でできることばかりだから、ぜひ試してみてほしい。

もし万が一上記の手順を行っても音が再生できない場合は続いて、各機器の故障を疑う必要がある。

 

機器の故障診断でトラブルの原因を突き止める

イージーミスの確認をしても、音が鳴らないトラブルが解決できなかった場合、それぞれの機器のうち、どこに故障の原因があるのかを診断する必要があるだろう。

基本的に、別の機器に差し替えて不具合が解決すれば、その機器に問題がある、ということがわかるわけだ。差し替えることができれば診断がつくので、具体的に見ていこう。

 

1.オーディオケーブルを確認する。

まずは各機器同士を接続するケーブルの状態を確認しよう。

もし、予備のケーブルがある場合、プレイヤー、アンプ、スピーカーを接続しているケーブルを全て交換してみよう。

もし、オーディオケーブルが断線しているなど、不具合があれば、ケーブルの交換で解決する。

2.プレイヤーの故障を検証する。

続いては、プレイヤーもしくはコンポに故障がないかを確認する作業だ。

基本的にはオーディオケーブルの場合と同様に、他のプレイヤーなどを接続しスピーカーから音が出るかを確認する。

もし、コンポなどアンプが内蔵されている場合は、スピーカーに手持ちの音楽プレイヤーを接続することで確認することが可能だ。

3.アンプの故障を検証する。

アンプの場合も他の方法と基本的には同じであり、他のアンプを接続し音が出るかを確認することとなる。

古いアナログアンプの場合、真空管と呼ばれるガラスの電球のようなものがついている場合もある。この真空管はかなり丈夫ではあるものの基本的には消耗品であるため、真空管の消耗も疑う必要があるだろう。

とはいえ、真空管アンプを使っている方は基本的にはかなりオーディオに詳しい方であるためおそらくこの記事を読んでいる方にはいない可能性が高い。

もし万が一、古いオーディオを譲り受けてよくわからず使っているという方は真空管の消耗も疑う必要もあるだろう。

4.スピーカーの故障を検証する。

最後はスピーカーの故障を検証する必要があるが、こちらも代替品を使用し、音が出るかを確認する作業となる。

この作業を行えば、プレイヤー、アンプ、スピーカー、オーディオケーブルのいずれの機器に不具合があるのかを判別することが可能だ。

 

片側だけが鳴らない?まず配線から確認

例えば、「片方のスピーカーだけが鳴らない」と言った症状の場合はどうだろう。

この場合、電源は入っているはずだし、音源も問題ないだろうから、まず配線を確認する。

手順通り、イージーミスをしていないか、確認するのだ。

アンプとスピーカーをつなぐオーディオケーブルの端子が、しっかり接続されているか、接続の場所に誤りはないか、と確認する。オーディオケーブルが破損していないか、見えておくことも必要だ。

次に、接続ケーブルが片方だけ内部で断線などがおきているかどうかも確認する。

鳴らないスピーカーのケーブルと、もう一方のスピーカーのケーブルを交換してみる。それで鳴るようであれば、ケーブルの問題と診断できる。

配線の次は、機器(この場合はスピーカー)の確認だ。

左右のスピーカーを交換して接続し、同じスピーカーが鳴らない場合には、スピーカー自体にトラブルがあるとわかるはずだ。

ただし、スピーカーそのものにトラブルがあるわけではなく、再生プレーヤーなどに問題があることもあるから、はっきりした理由がわからない場合には、専門の業者に相談することが必要だ。

 

イージーミス以外はほぼセルフリペアは不可

ここまでの工程で音が出た方はトラブルシューティングが終了だ。

これらの作業をして、イージーミスやケーブルに問題があるようであれば、自宅で対応も可能だろう。しかし、いずれかの機器に故障が考えられる場合は、修理・補修が必要だ。

オーディオシステムの音が出ないトラブルは、イージーミスの場合、落ち着いて一つ一つ可能性を検証していけば自分で解決することが可能だ。

しかし、各機器に何らかの不具合がある場合は自力での補修・修理は非常に難しい。

オーディオシステムに使われる各機器はシンプルな構造のものが多い。とはいえ、電気配線の知識のない素人が直すことは危険だ。

もし、いずれかの機器にトラブルがある場合は、専門の業者に補修・修理を依頼する、もしくは新しく購入を考えるべきだろう。

 

 

オーディオの補修・修理にかかる費用について

ではオーディオシステムの補修・修理にかかる費用について大まかな相場を紹介する。

まず、最も安く手軽なのがオーディオケーブルの交換だ。

オーディオケーブルは長さによって値段は変わるが、基本的には数百円から最高級品でも1万円もすることはまずない。

また、大手家電量販店やインターネット通販などでも簡単に購入することができるため、規格を間違えないように確認し、必要なものを新しく購入しよう。

続いてはプレイヤーの各機器の補修・修理にかかる費用についてだ。

CD、MD、レコード、デジタルなど様々なプレイヤーがあり、アンプやスピーカーも様々なものがあるが、いずれの場合でも補修・修理料金としては1万円から5万円程度が相場となる。

これらの機器は前述の通り、かなりシンプルな構造となっており実はパーツの数もそこまで多いものではない。

メインとなる回路がいくつかあり、細かな配線、スイッチなどがつけられている程度だ。

したがって、音が全く出ない、再生ができないといった場合でも、最大でメインとなる回路をいくつか交換する程度で治ることも多い。

まずは見積もりをとり補修・修理にかかる金額を把握し、新しいものに買い換えるかそのまま補修依頼をするのかを検討すれば良いだろう。

見積もりを取るときにも、オーディオトラブルの原因を自分なりに診断し、状況を把握して伝えることが有益になるはずだ。

ただし、これらの機器の補修・修理において一番問題となるのが、パーツがあるかどうかという点だ。大きなメーカーでも少し古いオーディオシステムの場合には、交換するパーツがなく、補修・修理ができないということも珍しくないから、その点は知っておいてほしい。

 

オーディオ補修・修理を依頼するには?

最後に、各オーディオ機器の補修・修理の依頼について紹介しておこう。

オーディオの補修・修理はあまり頻繁に行うものではないためどこに依頼すれば良いかわからないという方も多いことだろう。

オーディオの補修・修理は他の電子機器と同様に基本的には各メーカーに依頼することとなる。

各オーディオ機器には、機器自体にメーカーや製品のロゴが記載されていたり、製品の裏などにメーカー名、モデル名などが記載されたプレートが設置されたりしているはずだ。

これらを確認して、各メーカーに補修・修理を相談し、依頼するかどうかを決める。

手元に機器の保証書があれば、それも確認しておくことをお勧めする。

また、一部のビンテージ品などではメーカーのサポートが終了していることもある。

このような場合は、ビンテージオーディオ専門の補修業者が存在しているため、インターネットなどで調べ、問い合わせを行うと良いだろう。

 

トラブルを解決し良いオーディオ環境を手に入れよう!

今回の記事ではオーディオシステムの定番トラブルである”音が出ない”症状について、トラブルシューティングと対処方法について紹介した。

良い音で音楽や映像を楽しみたいという方にとって、オーディオシステムは身近で非常に重要な機器だと言えるだろう。適切にトラブルを把握して、補修・修理を行っていただき、快適なオーディオ環境を取り戻していただければ幸いだ。

 

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②損害箇所の写真を添付してください

写真の例

写真の撮影をお願いします。 傷1の写真が必須ですが、他に損傷がある場合は傷2・傷3にも写真を添付ください。

1近景

2中景

3遠景

傷:近景

撮影のポイント

傷から20cmくらいの距離(大きさがわかるように近くにコインかメジャーを置いてください)

傷1:近景

傷2:近景

傷3:近景

傷:中景

撮影のポイント

傷から1〜2mくらいの距離

傷1:中景

傷2:中景

傷3:中景

傷:遠景

撮影のポイント

傷から3〜4mくらいの距離

傷1:遠景

傷2:遠景

傷3:遠景

山田博保

株式会社アーキバンク代表取締役

資格:一級建築士
   公認不動産コンサルティングマスター

一級建築士としての経験を活かした収益物件開発、
不動産投資家向けのコンサルティング事業、及びWEBサイトを複数運営。

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