ペットによる壁紙の傷や破れの補修方法と予防方法を解説

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ペットを飼っているご家庭では、壁紙がボロボロになってしまったというトラブルが多く発生しています。

猫は「爪とぎ」という習性があるので最初から注意されている人も多いと思いますが、ペットが犬の場合でも安心はできません。

犬も歯が生え変わり成犬になるまでの時期は、家具の脚でも柱でも壁のコーナーでも手あたり次第に噛むものです。

ここでは、ペットが付けた壁紙の補修方法や予防方法を解説します。

 

ペットのいる家庭は壁紙に注意!

ペットは家族の一員。時には癒しを、時には元気を与えてくれる大切な存在ですが、可愛くてたまらないペットでも、人間にとっては困った習性を持っています。

猫の場合は爪とぎによる壁紙などの傷。犬の場合には噛み癖による家具や壁コーナーの傷などです。

ペットを飼っている場合は、傷を付けられる前に予防をしておくことが大切です。

特に賃貸物件の場合は賃借人に原状回復義務があるため、「ペット可物件」であっても退去時にペットが付けてしまった壁などの傷によって思わぬ出費を余儀なくされる可能性があります。

また、賃貸物件ではペットによる傷や汚損だけでなくペットの尿などの臭いが染みついた壁紙は、賃借人の責任となり壁紙の張替え費用を負わされることもあります。

ペットによる壁紙の汚れや傷はもちろんですが、臭いの対策も必要なことを承知して、しっかりと壁紙の予防策・対応策を講じておきましょう。

 

補修キットを使った簡単な補修方法

ここでは補修キットを使用した簡単に自分でできる補修方法や手順を解説します。

 

ひっかき傷・擦り傷の補修

クロス表面だけに付いた猫のひっかき傷には、コーキング剤を使って補修します。

部分的な補修の場合は少量が3色セットになっている以下のような補修キットも便利に利用できます。

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①補修箇所の埃や汚れなどを濡れたウエスなどできれいに取り除き乾燥させる。

②ヘラやローラーを使用して、傷部分の凹凸を平にしておく。

➂壁のクロスに近い色の穴うめ材を選び、傷部分に充填する。

④穴うめ材を充填した後、付属のヘラで軽くすき取り、はみ出た部分はきれいな水で濡らした布やスポンジで拭き取る。

⑤穴うめ材同士を混色する場合は、適量を絞り出し調色してからヘラや爪楊枝を使って傷部分に埋める(乾燥後は色を塗ることも可能)。

 

破れた傷の補修

ペットの度重なる爪とぎで、表面が破れてしまった傷には、以下のような補修キットがおすすめです。

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①クロスの破れた箇所とよく似た凹凸の箇所を選んでおく

②紙コップなどに80度以上のお湯を入れ、「型取り材」を2分程度温めておく(青から半透明になると柔らかくなる)。

➂取り出した「型取り材」の水分を拭き取り、透明の間に①の部分に均等な力で押し付けて5分程度そのままにしておく。

④完全に青色に戻るまで待ち、ゆっくり丁寧に剥がす。

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⑤補修箇所の埃や汚れ・水分などを拭き取る。

⑥付属のハケを使用して「クロスのり」を薄く均等に塗る。

⑦「壁紙の素」を必要量取り、「クロスのり」を塗った補修箇所にクロスと同程度に広げる(厚すぎると盛り上がり、薄すぎると下地が透けるので注意)。

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⑧④で型取りした「型取り材」を補修箇所に押し付けて、クロスの凹凸を再現する。

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⑨色が異なる場合は別売りの「クロスタッチ」を塗る。

 

壁コーナーの噛み傷の補修と部分貼り替えの方法

壁のコーナーは犬が噛みやすい部分ですが、犬がいなくても物をぶつけやすく傷つくことが多い箇所です。

壁コーナー補修方法と、腰壁風にクロスの部分貼り換えをする方法を解説します。

 

同じクロスがある場合の壁コーナーの補修方法

犬による壁のコーナー部分(出隅)の噛み傷はクロスの表面だけでなく、下地まで噛み跡が及んでいることが多いと思います。

噛み傷が下地にまで及んでいる場合は、下地の処理を行ってから同じ柄のクロスがあればパッチワークのように貼り付ける方法があります。

以下に補修の手順を解説します。

➀  補修箇所のクロスを剥がす。

➁  噛み跡の凹みにコーク剤を充填してヘラを使って平らにし、余分なコーク剤は濡らした布やスポンジで拭き取り乾燥させる。

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➂  補修部分よりも大きめのクロスを用意して、クロスの裏側にクロス専用のりを多めに付ける。

➃ 補修箇所のコーナー部分に貼り付ける。

⑤  地ベラなどで押さえて新しく貼った壁紙と既存壁紙が重なった部分をカッターで切る。

⑥  切った周囲の部分のクロスを取る(古いクロスの部分を取るときは、貼り付けた補修クロスを浮かして取る)。

⑦ 補修クロスを再度継ぎ目に合わせて貼り付けローラーをかける。

⑧ コーナーの反対側も同じ手順で補修クロスを貼る。

⑨ 水に濡らしたスポンジではみ出したのりをきれいに取り、再度ローラーをかける。

 

部分的にペット対応クロスを貼る!

普通のクロスで補修すれば、いずれまたペットによるひっかき傷や噛み傷が付いてしまうのは避けられません。

また、同じクロスがない場合はよく似たクロスをパッチワークしても補修跡がかえって目立ってしまうことも。

そこで、腰壁風にペット対応クロス(汚れにくく傷がつきにくい表面強化クロス)への張替えを検討してみましょう。

以下でご紹介するサンゲツの「スーパー耐久性クロス」は一般的なクロスの約6倍の強度がありますが、一般的なクロスよりも施工の難易度が高いため、DIYに自信のない人はプロに依頼することをおすすめします。またDIYする場合も一人での作業は無理があります。

※腰壁とは腰の位置(90cm程度)まで板材などを貼り付けた壁のこと。傷つきやす壁の低い部分の保護やインテリのアアクセント目的で設置されます。

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腰壁風クロスに横貼りで施工する方法を以下に解説します。

※通常の壁紙は天井から下に向けて縦に貼りますが、横貼りは横向きに一気に貼る方法です。

➀ 腰壁の位置(高さ)を決め真っ直ぐ線を引き、カッターで切り込みを入れて腰下部分の古い壁紙を剥がす(スーパー耐久性の幅は92cmなので、床から90cm程度の高さにする。

➁ クロスを剥がすときは、貼り換えしない上の部分のクロスに傷が付かないように注意する(古いクロスの上から貼るのは、耐久性クロスの場合密着度が弱くなるためおすすめできない)。

③ 施工する部分の寸法(横の長さ)を測っておく。

④ 下地の噛み跡など凸凹の部分をパテ処理し乾燥させる。またコンセントがある場合にはコンセントカバーと中の枠を外す。カバーは細い溝にマイナスドライバーを差し込みゆっくりと外し、枠はプラスドライバーで外す。

➄ 寸法に合わせてクロスを裁断しておく(実寸+切りしろ5~10cm)

➅ クロスに濃い目のクロス用のり(6~7割希釈)を付けて蛇腹状に大きく耐久性クロスをたたんでおく(折ジワが付かないように大きく蛇腹状にたたみ、上積みは避ける)。

➆ 撫でバケを使用しクロスの中に入った空気を抜きながら貼っていく。

➇ 隅部分は余分なクロスのカットがしやすいように竹べらで癖づけをしておく。

➈ カッターでコンセント部分をくり抜き、隅部分の余分な壁紙を地ベラに当ててカットする。

➉ 全体にローラーをかけて圧着させ(出隅部分は特に念入りに行う)、水を含ませたスポンジではみ出たクロスのりをきれいに拭き取る。

※最後に以下のようなトリムボーダー(装飾用の帯状壁紙)を腰壁との境に貼り付けますが、トリムボーダーの代わりに天然木などの廻り縁を取り付けることもできます。

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ペットがいる場合は予防が大切!

ペットを飼っているご家庭では、補修しないで済むように予防しておくことが大切です。

近年はさまざまなペットによる壁などの予防グッズが多く市販されています。

ここでは一部をご紹介します。

【壁に貼れる爪とぎボード】

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この商品は、猫が爪とぎをしやすい柔らかなシナ材でできており、固定器具をねじ留めするだけなので簡単に取り付けできます。

真ん中が折れるようになっているため、コーナー設置も簡単。複数をつなげると、壁の傷防止範囲が広がり、広い爪とぎ場になります。

【麻のつめみがき】

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こちらも、壁や壁のコーナーに設置できるサイザル麻の爪とぎです。高さが80cmあるので飛びついてもしっかり壁をガードできます。

【壁保護シート】

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この保護シートは粘着剤付きの貼って剥がせるタイプのポリエステル樹脂シートです(サイズは46cm×90cm)。画像のように広い面積に貼るには複数枚必要です。

保護を目的としたシートなので、猫の爪とぎはできません。猫のためには別途以下のような爪とぎを置いてあげましょう。

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【消臭効果のあるウォールレンガ】

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ペットの臭い対策には、消臭効果があり壁のアクセントとしてもおしゃれなウォールレンガを貼ってみてはいかがでしょうか。

このレンガは軽石のように無数の穴が空いているため、臭いを吸着し消臭効果を発揮します。

付属の両面テープで張り付けるだけなので、自由にデザインして壁面のイメージアップにも効果的です。

 

大きな傷や広い範囲の傷にはリペア業者へ依頼しよう!

ペットによる壁クロスの比較的軽微な傷などは補修キットを使ってDIY補修も可能ですが、下地まで影響している大きな傷や、広い範囲まで傷がある場合などは補修専門のリペア業者に依頼することをおすすめします。

小さな傷ならDIY補修でもあまり補修箇所が目立ちませんが、下地まで影響しているような大きな傷や傷の範囲が広い場合は、プロの補修と素人の補修では仕上がりに歴然とした差があります。

また、比較的小さい傷でもDIYに自信のない人は最初からプロに任せた方が無難です。

補修道具や補修キットを購入しDIYしてみたものの、失敗して結局はリペア業者に依頼したという人も少なくありません。

無駄にコストをかけないためにも、「自分では難しそう…」と思ったら、速やかにプロに依頼しましょう。

当サイトでは、「単位リペア」(補修1箇所)に付き13,000円~(技術料)になっています。

補修費用の詳細はトップページをご確認ください。

 

まとめ

可愛いペットとの暮らしは、人もペットもストレスがないことが一番です。

爪とぎや噛み癖で、毎回叱られるペットも叱る人間の方もストレスになってしまいます。

ペットとの暮らしをより豊かにするために、最初からペットによる壁などの傷の防止対策をしておきましょう。

特に賃貸住宅では退去時のトラブルを避けるためにも防止対策が重要です。

それでも、やはり傷が付いてしまった場合は小さな傷のうちならDIYで補修を、難しい場合はリペア業者に依頼しましょう。

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